コンセプトが出来上がるまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 09:23 UTC 版)
「フィニアスとファーブ」の記事における「コンセプトが出来上がるまで」の解説
南カリフォルニア大学在学中、ポベンマイヤーは日刊の新聞漫画Life Is a Fishの連載を始め、その関連グッズから金を得ていた。最終的に大学を中退したポベンマイヤーは、街角で人々を描いて生計を立てていたところ、コメディアンのトミー・チョン(英語版)に見出され、彼の主演映画『ファーアウトマンだ!(英語版)』のアニメーションパートをささやかながらも手掛けた。その後、プロのアニメーターとして生計を立てはじめたポベンマイヤーは『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』といったテレビアニメの仕事に参加した。一方マーシュはコンピュータ会社の営業・マーケティング部門の副部長を務めていたが、精神的な問題を抱え、辞職することになった。彼の友人たちは彼の作品集の制作を手伝い、アニメ業界に入るきっかけを作り出した。 ポベンマイヤーとマーシュは『ザ・シンプソンズ』のレイアウト担当として初めて一緒に仕事をした。二人はたがいのユーモアや音楽の趣味に共感し、すぐに意気投合した。その後自身初のオリジナル作品である、ニコロデオンのテレビアニメ『ロッコーのモダンライフ』で二人は脚本家チームの一員として参加した。カリフォルニア州サウス・パサデナのワイルド・タイムレストランで夕食を食べていた時、ポベンマイヤーはブッチャーペーパーに三角形の頭をした子供の絵をさっと描いた。それから、彼はそれをちぎり取ると、マーシュに電話をし新しい番組を作らないかと持ちかけた。 その落書きは、すぐさまキャラクターやデザインへと発展していった。 ポベンマイヤーは、「世界中の誰より道具をたくさん持っていた」彼の友人の名をとり、そのフィニアスに似た落書きをファーブと名付けた。 製作者コンビはこのアニメの幾何学的なキャラクターデザインは『ルーニー・テューンズ』のアニメーターテックス・アヴェリーへのオマージュであると語っている。
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