コアコアCPI
消費者物価指数(CPI)から、食料(酒類を除く)、エネルギーを除いた指標のこと。総務省が毎月発表している。
消費者物価指数は、食料、エネルギーの他に、生鮮食品、教育関係費、教養娯楽関係費などをもとに算出され、その数値から物価変動を知ることができる。
このうち、酒類を除く食料の価格は、台風や異常気象によって大きく変動する。また、輸入食品やエネルギーは対円の為替レートによっても大きく変動する。コアコアCPIは、物価変動を把握しやすいように、価格変動の大きい食料、エネルギーを除いた物価指数である。ちなみに、エネルギーに含まれる品目は、電気代や都市ガス代、プロパンガス、灯油、ガソリンなどである。
なお、総務省では、消費者物価指数、コアコアCPIの他に、生鮮食品を除いたコアCPIも発表している。
消費者物価指数(CPI)結果 - 総務省統計局
消費者物価指数
(コアコアCPI から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 06:10 UTC 版)
消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう、英: consumer price index、略称:CPI)とは、最終価格 (消費者が実際に購入する段階の、相対価格(一般物価)) の変動を表す指数。消費者物価指数の項目、構成比、算出方法には国ごとに違いがある[1]。
- ^ a b c “投資に役立つ経済ワードvol.6 インフレ”. 野村アセットマネジメント. 2020年6月27日閲覧。
- ^ 若田部昌澄 『もうダマされないための経済学講義』 光文社〈光文社新書〉、2012年、243頁。
- ^ a b c “アメリカ経済を知る! 第8回 物価は経済の体温計”. 大和総研. 2020年6月27日閲覧。
- ^ 消費者物価指数(CPI)統計局ホームページ
- ^ a b c d e f g “消費者物価指数に関するQ&A(回答)”. 総務省統計局. 2022年12月閲覧。
- ^ a b 田中秀臣 『デフレ不況 日本銀行の大罪』 朝日新聞出版、2010年、頁。
- ^ 岩田規久男 『日本経済を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、246頁。
- ^ 森永卓郎 『日本経済50の大疑問』 講談社〈講談社現代新書〉、2002年、133-134頁。
- ^ 上念司 『デフレと円高の何が「悪」か』 光文社〈光文社新書〉、2010年、80頁。
- ^ 上念司 『デフレと円高の何が「悪」か』 光文社〈光文社新書〉、2010年、81頁。
- ^ 田中秀臣 『不謹慎な経済学』 講談社〈講談社biz〉、2008年、157-158頁。
- ^ 上念司 『デフレと円高の何が「悪」か』 光文社〈光文社新書〉、2010年、76頁。
- ^ 岩田規久男 『日本経済にいま何が起きているのか』 東洋経済新報社、2005年、180頁。
- ^ a b 岩田規久男 『日本経済にいま何が起きているのか』 東洋経済新報社、2005年、14頁。
- ^ a b 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、39頁。
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