コアガラス
光ファイバーの中心部はコアと呼ばれ、これに使用されている高い屈折率のガラスをコアガラスと呼ぶ。このコアガラスの外側はクラッドと呼ばれ、低い屈折率のガラスで覆われている。さらに、クラッドの外側はシリコーンやウレタンなどの樹脂で保護されている。コアガラスは一般に石英ガラスでつくられており、直径は10μm程度である。一方、クラッドも石英ガラスでつくられており、百数十マイクロンメーターの直径を有する。コアに入射した光は、クラッドとの境界で全反射を繰り返しながらコアガラス内を伝播していく。光ファイバーは通常、数本から数万本が束ねられて使われ、IT関連の光通信ケーブル、医療用、工業用内視鏡、装飾品などに広く利用されている。
コアガラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 02:00 UTC 版)
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コアガラスは、ガラス器の成形法の一つ。メソポタミアで紀元前1600年頃に始まり、紀元前1世紀頃に吹きガラス技法の発明とともに途絶えたとされる。金属棒の先に耐火粘土等でコア(核)を造り、溶かしたガラスで覆い整形徐冷し、中のコアを掻きだし仕上げる。吹きガラス等では表現し難い、繊細な立体表現も可能。
外部リンク
- 坂田 浩伸「古代ガラスの技術」『精密工学会誌』第58巻第11号、公益社団法人 精密工学会、1992年、 1813-1816頁、 doi:10.2493/jjspe.58.1813。
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