クロフツ・フリーマン・ウィルス(Freeman Wills Crofts)
1879年(明12)、アイルランドのダブリン生まれ。
鉄道会社の技師だったが、1919年(大8)、病気療養中の時間潰しに書かれた「樽」が1920年(大9)、刊行される。
1924年(大13)、「フレンチ警部最大の事件」を発表。
1925年(大14)、 翻訳家の巨勢洵一郎が「新青年」に「樽」と「ポンスン事件」の読後感を掲載。
1927年(昭2)、「スターベルの悲劇」を発表。
1930年(昭5)、「マギル卿最後の旅」を発表。
1932年(昭7)、森下雨村によって、「探偵小説」に「樽」が訳され、1935年(昭10)に刊行。
1934年(昭9)、「クロイドン発12時30分」を刊行。
1936年(昭11)の「ポンスン事件」の邦訳など、井上良夫はクロフツを継続的に紹介する。
1939年(昭14)、英国芸術学士院の会員に選定。
1951年(昭26)、「フレンチ油田を掘りあてる」を発表。
足を使って犯人のアリバイを崩す努力型探偵が登場する作品が大半を占めるリアリズム探偵作家。黄金期を支える巨匠のひとり。蒼井雄、鮎川哲也、松本清張に影響を与えた。
1957年(昭32)、死去。
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