クロイドン発12時30分とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クロイドン発12時30分の意味・解説 

クロイドン発12時30分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 14:37 UTC 版)

クロイドン発12時30分
The 12.30 from Croydon
著者 フリーマン・ウィルス・クロフツ
発行日 1934年
ジャンル 推理小説
イギリス
言語 英語
形態 文学作品
前作 ホッグズ・バックの怪事件
次作 サウサンプトンの殺人
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

クロイドン発12時30分』(クロイドンはつ12じ30ぷん、原題:The 12.30 from Croydon)は、フリーマン・ウィルス・クロフツの推理長編小説。フレンチ警部(のち警視)シリーズの11番目の長編。リチャード・ハルの『伯母殺人事件』、フランシス・アイルズの『殺意』と並び、「倒叙三大名作」の一つに数えられる[1]

物語

クロイドンパリ行きの旅客機ボーヴェ空港に着陸したとき、同機に乗っていた富豪のアンドリュー老人はすでに死んでいた。物語は過去に戻り、工場主チャールズ・スウィンバーンの殺人計画が綴られる。

内容

  • 「クロイドン発12時30分」は列車ではなく旅客機の離陸時刻であり、乗り物を主体とした「アリバイくずし」ものではない。

主な登場人物

  • アンドリュー - 富豪の老人。物語の被害者。
  • チャールズ・スウィンバーン - 本作の主人公。アンドリュー殺害を企む。
  • ユナ・ミラー - チャールズが想いを寄せる女性。
  • ウィザロー - チャールズの会社と取引のある銀行の支配人。
  • サンディ(アレクサンダー)・マクファスン - チャールズの工場長を勤めるスコットランド人。
  • ジョーゼフ・フレンチ - 事件を担当する刑事。本作の探偵役。

書誌情報

  • 『クロイドン発12時30分』初版 1959年 (大久保康雄/中島河太郎)東京創元社  創元推理文庫106-11
  • 『クロイドン発12時30分』新訳 2019年 (霜島義明 訳)東京創元社  創元推理文庫 ISBN:978-4-488-10634-8

脚注

  1. ^ エラリー・クイーン『クイーンの定員』ほか

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クロイドン発12時30分」の関連用語

クロイドン発12時30分のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クロイドン発12時30分のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクロイドン発12時30分 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS