きたえくぼ【キタエクボ】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4535号 |
登録年月日 | 1995年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | きたえくぼ よみ:キタエクボ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤俊介 稲川裕 立川さやか 澤田一夫 塩沢耕二 今野寛 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「Aiko×盛岡19号」から選抜して得た「59交13-37 」に「麗紅」を交配して,選抜,育成した品種であり,果皮の色が鮮紅,果形が円錘で,大きさが大きく,花芽分化期が晩く,北海道の無加温ハウス半促成栽培に向く品種である。 草姿は中間,草勢は強,草丈は中である。ランナー数はやや多,葉色はやや青緑,小葉の大きさは大,葉柄のアントシアニンの有無は無である。果皮の色は鮮紅,果形は円錘,第1番果と第2番果の果形の差は少,果実の大きさは大,果肉色は橙赤,果心の色は白である。果実の光沢は良,空洞は中,溝は少である。花の大きさはやや大,花房当たりの花数はかなり多,花柄の太さ,花柄長及び切断の難易は中である。果実の硬さは中,無種子帯はほとんどなし,そう果の落ち込みは落ち込み小である。果実の香りは中,季性は一季成,花芽分化期及び開花始期は晩,成熟期はやや晩,休眠性は長である。可溶性固形物含量はかなり高,酸度はやや低,うどんこ病抵抗性は高である。 「宝交早生」と比較して,果皮の色が鮮紅であること,果実の大きさが大きいこと,果肉色が橙赤であること,花芽分化期及び開花始期が晩いこと等で,「盛岡16号」と比較して,果皮の色が鮮紅であること,果実の大きさが大きいこと,果肉色が橙赤であること,花芽分化期及び開花始期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道立道南農業試験場(亀田郡大野町)において,昭和62年に,「Aiko×盛岡19号」から選抜して得た「59交13-37 」と「麗紅」を交配し,63年に,この中からうどんこ病にり病していない9個体を選抜し,平成元年にこの中から1系統を選抜,2年から「道南8号」の系統名で生産力検定及び地域適応性検定試験を行い,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「道南8号」であった。 |
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