ガソリン男事件編の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:52 UTC 版)
「シバトラ」の記事における「ガソリン男事件編の登場人物」の解説
丸山 秀文(まるやま ひでふみ) 楠木や朝倉と同じ開徨高校に通っていたが、インターネットによる成績不振から不登校になる。 そのため性格は劣等コンプレックスと被害妄想が激しく卑屈で、その癖に虚栄心が強く、進学校で落ちこぼれた癖自分を『逸材』『神経質だから力を発揮できない』と夢想したり、朝倉を『お情けで合格』と無理やりさげすんだりして自分を守っている。自分が落ちこぼれであることをすべて親や社会に責任転嫁し、ひそかにガソリンを集め、それを用いて社会に復讐する自分を夢想することで現実逃避を繰り返していた。 半年後、学校から退学するようにという申し出が来てヤケになりガソリンで大量の人を焼死させようと目論むがある日ふとしたことで知り合った美月に会う。逆恨みから美月を焼死させようとするも誤って朝倉に背中全体の大ヤケドを負わせてしまう。その後ネット上で「ガソリン男」というあだ名をつけられる。その「ガソリン男」のネット上の扱いを見て、頭が冷えて自分の返り見て自分の非に気付き、頭髪を剃って自分の体に「愚か者」という字を書いて朝倉の火傷を始めとした騒動を止める事を決意する。数日後、テレビ局に電話し、かつて楠木達と出会ったコンビニの前に呼び寄せ大勢のマスコミや野次馬の前で焼身自殺を図かるも竹虎によって止められる。鑑別所に送られたが、非常に反省した態度を取っている様子である。 作中で唯一、自分で過ちに気付き、勇気を出して行動した結果、自らが変わるきっかけを手に入れた人物である。 里沙(りさ) 無責任な野次馬に物を投げつけられている丸山を庇う為に飛び出した4人の一人である女子高生。後日、その時に見た竹虎に相談を持ちかけようと高円寺署に行ったが、中に入る勇気が持てなかった。以前、クラスメイトを扇動していじめを楽しんでいたが、それが原因でクラスメイトに嫌われて孤立し不登校になった。リストカットと繰り返している。助けを必要としている事に気付き、同級生を装って自分に会いに来た竹虎に背中を押されて学校に復帰した。
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