カレハガ

デジタル大辞泉

かれは‐が【枯葉^×蛾】

読み方：かれはが

１ 鱗翅(りんし)目カレハガ科のガ。翅(はね)の開張5〜6センチ。翅は茶褐色で、前翅の外縁にぎざぎざがあり、枯れ葉に似る。幼虫は桃・梅・柳などの葉を食害。

２ カレハガ科のガの総称。翅の形や色が枯れ葉に似るものが多い。マツカレハ・オビカレハなど。

森林生物図鑑

カレハガ

和名：カレハガ

学名：Gastropacha orientalis Sheljuzhko

チョウ目，カレハガ科

分布：本州，四国，九州，対馬，屋久島，シベリア南東部，朝鮮半島

写真（上）：モモ上のカレハガ幼虫

説明 成虫の開張40〜80mm。幼虫の体長約90mmの大型の毛虫で，全体が灰色〜灰褐色で黒い点を多数持つ。またコブ状の隆起が各節にあり，そこから長毛がはえる。胸には２列の細かい毛の束がある。成虫は6〜7月，8〜9月の2回発生する。幼虫はモモ，ウメ，ナシ，リンゴなどのバラ科樹木やヤナギ等を食害する。

動物名辞典

枯葉蛾

読み方：カレハガ（ｋａｒｅｈａｇａ）

カレハガ科の昆虫

学名 Gastropacha orientalis

季語・季題辞典

枯葉蛾

読み方：カレハガ（ｋａｒｅｈａｇａ）

蛾の種類の一つ

季節 夏

分類 動物

ウィキペディア

カレハガ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/29 14:27 UTC 版)

カレハガ
分類
界 : 動物界 Animalia 門 : 節足動物門 Arthropoda 綱 : 昆虫綱 Insecta 目 : チョウ目（鱗翅目） Lepidoptera 科 : カレハガ科 Lasiocampidae 亜科 : カレハガ亜科 Lasiocampinae 属 : Gastropacha 種 : カレハガ G. orientalis
学名
Gastropacha orientalis Sheljuzhko, 1943
和名
カレハガ

カレハガ（枯葉蛾、学名 : Gastropacha orientalis）とは、チョウ目カレハガ科に属するガの一種及びその総称である。本項ではその一種カレハガについて記載する。

分布

日本全国に分布。

形態

全翅長オス40 - 50 mm、メス80 mm。その名の通り枯葉にそっくりなガ。木の枝にとまっていると、枯葉がぶら下がっているように見える。幼虫は灰色の地味な毛虫。毒針毛の束が頭部付近に2束並んでいる。刺激を受けると、この束は膨らむ。毒針毛は繭にもあるが、成虫にはない。また、卵にもないらしい。

食草

サクラやウメなどを食草とする。

Weblio日本語例文用例辞書

「カレハガ」の例文・使い方・用例・文例

• 鱗翅目カレハガ科の標準属：カレハガ類
• カレハガ科の蛾の幼虫