カレッタ汐留
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:15 UTC 版)
オフィス棟とアネックス棟の間に位置する都市型複合施設で、2002年12月1日にオープンした。電通が土地を取得したA街区は、汐留の街全体の中で文化・商業施設を開設する役割を担うことになり、電通四季劇場[海]に付帯して、本社ビルのオフィスワーカーや来訪者と同時に、汐留全般あるいは広域から訪れる人々が満足できるような、テナント構成に努めた。 3つのゾーンで構成され、建築デザインにはキャナルシティ博多などのデザインを手掛けたアメリカの建築家ジョン・ジャーディを迎え、「ロック(岩)」をテーマに、ガラス屋根の下に地層をイメージした3層の吹き抜けがつくられ、内部に設置した3本の滝から水が流れる。1~3階が「キャニオンテラス」で、電通四季劇場[海]に隣接し、飲食店がある。劇場は当初は専用劇場ではなく、多目的ホールとする予定であった。地下1・2階が「カレッタモール」で、飲食店、物販、サービスおよびアドミュージアム東京があり、広告やマーケティングに関する展示を行っている。46・47階が「スカイレストラン」となりオフィス棟最上階に位置し、ノンストップのシャトルエレベーターで向かう。無料展望台スカイビューがあり、10時から23時まで一般に開放されている。 オフィス棟とカレッタ汐留をつなぐ地下2階の広場であるカレッタプラザは、広さ1500m2のパブリックスペースで都営大江戸線の汐留駅と直結し、毎年クリスマスシーズンには無料で観覧できるイルミネーションイベントが行われている。 名称のカレッタはアカウミガメの学名「Caretta caretta」に由来し、長寿、環境保護、幸運伝説のシンボルである亀のイメージに、ゆっくりとした時間を楽しむこれからの都市生活者のライフスタイルを重ね合わせ、施設名に採用した。
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