オーラに関する諸見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:30 UTC 版)
オーラは生体から層をなして発散される電磁粒子の層 であり、これが生命エネルギーであるとする疑似科学的な見解もある。キルリアン写真に映るコロナ放電の光や、生化学反応の副産物である微弱生体発光(バイオフォトン)をオーラだとする人[誰?]もいる(前者は放電、後者は化学反応による現象であり、オーラとは異なる)。 『懐疑論者の事典』の著者ロバート・キャロルは、脳の共感覚 や癲癇(てんかん)、偏頭痛、精神異常発現薬(サイケデリック・ドラッグ)、LSDの影響で感知されると述べている。他に原因として、視覚系(英語版)の異常、眼精疲労、発作の前兆(後述の精神医学でいうアウラ)が挙げられる。 ロンドン大学キングスカレッジの北村紗衣は、誠実なオカルト批判を行おうとするあまり、オーラなどというものはみな妄言か捏造であると攻撃する論者がいるが、感覚のマイノリティである共感覚など、先天的な脳機能の違いで人に色や形を感じる者が実際にいる以上、オーラをすべて虚偽とする批判は妥当とは言えないであろうし、また、医者や学者が最新の科学的知見を知らずにオカルト批判を行うことは批判の有効性を低減させると指摘している。
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