ロバート・キャロル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 01:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ロバート・トッド・キャロル(Robert Todd Carroll、1945 - )は、The Skeptic's Dictionaryの著者。元哲学講師。
概略
1974年、カリフォルニア大学サンディエゴ校にてPh.D取得。論文のテーマはen:Edward Stillingfleetの宗教哲学。その時の論文指導教官はen:Richard Popkinで、ピュロン(古代の否定的ドグマ主義者)の影響を受けている人物。
1977年-2007年までカリフォルニア州のコミュニティ・カレッジ(2年制大学)のサクラメント・シティー・カレッジで哲学科の常勤講師を務めていた。1994年にサイトSkeptic's Dictionaryを設立し、2007年には月に100万人以上[1]が訪れるまでのサイトに成長した。
無神論者。 趣味はゴルフ、旅。関心があるものにケルト音楽[2]。
略歴
- 1945年 誕生。
- 1974年 カリフォルニア大学サンディエゴ校でPh.D.取得。
- 1977年 サクラメント・シティー・カレッジの哲学科講師。
- 1994年 ウェブサイト Skeptic's Dictionary を設立。
- 2003年 John Wiley & Sons社 より、Skeptic's Dictionary のコンテンツが書籍として出版された。
- 2007年 サクラメント・シティー・カレッジの哲学科講師職を退職。
出版物
- (1974年) The Common-sense Philosophy of Religion of Bishop Edward Stillingfleet 1635-1699 ISBN 90-247-1647-0. (1974 doctoral dissertation, under the direction of Richard Popkin, University of California at San Diego).
- (2000年) Becoming a Critical Thinker — A Guide for the New Millennium 2nd ed. ISBN 0-536-85934-5.
- (2003年) The Skeptic's Dictionary: A Collection of Strange Beliefs, Amusing Deceptions, and Dangerous Delusions, John Wiley & Sons, ISBN 0-471-27242-6.
- 上記の日本語翻訳本『懐疑論者の事典』上・下(楽工社 2008.10)ISBN 978-4-903063-12-6 / ISBN 978-4-903063-13-3
脚注
- ^ Skeptic's Dictionary 内のページ PREFACEより。最終アクセス日2007年5月6日。
- ^ a b Who's Who Online Robert Todd Carroll Ph.D.より。最終アクセス日2010年1月12日。
- ^ Skeptic's Dictionary 内の自己紹介ページBiographical Information Dr. Robert T. Carroll より。最終アクセス日2007年5月6日。
- ^ Skeptic's Dictionary 内のWhat is The Skeptic's Dictionary? Archived 2007年6月20日, at the Wayback Machine.のページより。最終アクセス日2007年5月6日。
外部リンク
- http://www.skepdic.com/ - Skeptic's Dictionary。キャロルの管理・運営するサイト。
ロバート・キャロル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:16 UTC 版)
ロバート・キャロルは『懐疑論者の辞典』(査読を欠いた、ロバート・キャロルによる個人的な本・サイト)において「審読制のある超心理学の専門誌も少なくとも6誌ある。しかし、この研究分野の特徴は詐欺や欺瞞である。きちんと比較実験を立案して、統計データを解析する能力にも欠けている。」と述べた。また、「スーザン・ブラックモアのように、何年たっても超常現象の有意に支持する結果が見つからず、研究をあきらめてしまった超心理学者もいる」と書いた。また肯定的結果を得たと主張する超心理学者が、サイの存在を支持しない研究結果をわざと無視して自分の研究結果を正当化してしまうことも多い、とし、ラインも自分の信念を支持しないデータは理由を付けて捨てていた、とした。(→#お蔵入り効果)
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