高橋昌一郎
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人物情報 | |
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生誕 | 1959年(65 - 66歳) |
国籍 | ![]() |
出身校 | ウエスタンミシガン大学教養学部 ミシガン大学大学院哲学研究科 東京大学教養学部研究生 |
学問 | |
研究分野 | 論理学 哲学 認知科学 |
研究機関 | 國學院大學 |
学位 | M.A. ミシガン大学 |
学会 | 日本文藝家協会 情報文化研究会 JAPAN SKEPTICS 日本認知科学会 日本哲学会 日本科学哲学会 ASL PSA |
脚注 |
高橋 昌一郎(たかはし しょういちろう、1959年2月 - )は、日本の哲学者・論理学者。國學院大學文学部教授。
略歴
- 1959年 大分県生まれ
- 1983年 ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業
- 1985年 ミシガン大学大学院哲学研究科修士課程修了
- 1986年 東京大学研究生
- 1988年 テンプル大学専任講師
- 1992年 城西国際大学助教授
- 1996年 國學院大學助教授
- 2001年 國學院大學教授
青山学院大学、お茶の水女子大学、上智大学、多摩大学、東京大学、東京医療保健大学、東京女子大学、日本大学、放送大学、山梨医科大学、立教大学にて兼任・非常勤講師を歴任。
論理学、科学哲学、ディベート論、コミュニケーション論、限界論、クルト・ゲーデル、フォン・ノイマン、アラン・チューリングなどについて著書・論文がある。
The Association for Symbolic Logic、The Philosophy of Science Association、日本哲学会、日本科学哲学会、日本認知科学会、日本文藝家協会会員。1991年、天文学者寿岳潤、物理学者大槻義彦らと Japan Skeptics を設立し運営委員、2006年より副会長・ジャーナル編集委員長。1996年より情報文化研究会会長、2018年より情報文化研究所所長。
著書
- 単著
- 『Approaches to Modal Logics』(Temple University Japan) 1989.1
- 『Modern Logic』(Eishinsha) 1992.4
- 『ゲーデルの哲学 - 不完全性定理と神の存在論』(講談社現代新書) 1999.8
- 『科学哲学のすすめ』(丸善) 2002.1
- 『哲学ディベート - 〈倫理〉を〈論理〉する』(日本放送出版協会、NHKブックス) 2007.11
- 『理性の限界 - 不可能性・不確定性・不完全性』(講談社、現代新書) 2008.6
- 『知性の限界 - 不可測性・不確実性・不可知性』(講談社、現代新書) 2010.4
- 『東大生の論理 - 「理性」をめぐる教室』(筑摩書房、ちくま新書) 2010.12
- 『感性の限界 - 不合理性・不自由性・不条理性』(講談社、現代新書) 2012.4
- 『小林秀雄の哲学』(朝日新聞出版、朝日新書) 2013.9、改訂版2014.1
- 『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩書房、筑摩選書) 2014.10
- 『反オカルト論』(光文社新書) 2016.9
- 『愛の論理学』(KADOKAWA、角川新書) 2018.6
- 『自己分析論』(光文社新書) 2020.3
- 『フォン・ノイマンの哲学 - 人間のフリをした悪魔』(講談社現代新書) 2021.2
- 『20世紀論争史 - 現代思想の源泉』(光文社新書) 2021.3
- 『実践・哲学ディベート 〈人生の選択〉を見極める』(NHK出版新書) 2022.5
- 『新書100冊 視野を広げる読書』(光文社新書) 2023.9
- 『天才の光と影』(PHP研究所) 2024
- 共著
- 監修
- 『コミュニケーション論』(太平社、情報文化研究会) 2003.4
- 『絵解きパラドックス』(ニュートンプレス) 2014.4
- 『絵でわかるパラドックス大百科』(ニュートンプレス) 2019.2
- 『絵でわかるパラドックス大百科 増補第2版』(ニュートンプレス) 2020.12
- 『超図解 最強に面白い!! パラドックス』(ニュートンプレス) 2020.12
- 『情報を正しく選択するための 認知バイアス事典』(情報文化研究所、フォレスト出版) 2021.4
- 『パラドックス大図鑑』(ニュートンプレス) 2021.10
- 『楽しみながら身につく 論理的思考』(ニュートンプレス) 2021.12
訳書
- 単訳
- 『哲学ファンタジー』(レイモンド・スマリヤン、丸善) 1995.4
- 『ゲーデルの不完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、丸善) 1996.7
- 『天才スマリヤンのパラドックス人生 - ゲーデルもピアノもマジックもチェスもジョークも』(レイモンド・スマリヤン、 講談社) 2004.11
- 『文庫版 哲学ファンタジー - パズル・パラドックス・ロジック』(レイモンド・スマリヤン、 筑摩書房、ちくま学芸文庫) 2013.7
- 監訳
- 『記号論理学 - 一般化と記号化』(レイモンド・スマリヤン、川辺治之訳、丸善) 2013.1
- 『数理論理学 - 述語論理と完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、村上祐子訳、丸善) 2014.11
- 『パラドックス』(マーガレット・カオンゾ、増田千苗訳、ニュートンプレス) 2019.10
- 『改訂版 不完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、川辺治之, 村上祐子訳、丸善) 2019.12
- 『ザ・ヒストリー 科学大百科』(トム・ジャクソン、大光明宜孝訳、ニュートンプレス) 2020.4
- 『図鑑 哲学』(トム・ジャクソン、屋代菜海訳、ニュートンプレス) 2020.11
- 『合理性を捨てれば人生が楽になる』(エレノア・ゴードン=スミス、喜多直子訳、ニュートンプレス) 2021.6
- 『新書版 パラドックスとは何か』(マーガレット・カオンゾ、増田千苗訳、ニュートンプレス、ニュートン新書) 2021.11
事典
- 『数学英和小事典』(飯高茂, 松本幸夫監修、講談社) 1999.9 -[基礎論担当編集委員]
- 『情報学事典』(北川高嗣, 須藤修, 西垣通, 濱田純一, 吉見俊哉, 米本昌平共編、弘文堂) 2002.6 -[項目担当]
- 『懐疑論者の事典』上・下(ロバート・キャロル編著、楽工社) 2008.10 -[日本語版編集委員]
雑誌
- 「科学と疑似科学の論理」(朝日新聞社、『科学朝日』第51巻第5号, pp.24-27,) 1991.5
- 「科学する精神」(立風書房、『スカイウオッチャー』第10巻第5号, pp.54-55,) 1992.5 - 寿岳潤と対談
- 「ゲーデルの不完全性定理と自意識」(青土社、『IMAGO』第4巻第10号, pp.236-237,) 1993.9
- 「小林秀雄の論理」(ぺりかん社、『日本思想史』第42号, pp.26-39,) 1993.10
- 「宇宙はなぜ宇宙であるか」(講談社、『月刊現代』第27巻第12号, pp.270-281,) 1993.12 - 佐藤勝彦・寿岳潤と対談
- 「不完全性定理から現代論理学へ」(朝日新聞社、『科学朝日』第54巻第3号, pp.20-25,) 1994.3
- 「ゲーデルの哲学」(講談社、『本』第19巻第8号,pp.46-48,) 1994.8
- 「ゲーデルとヴィトゲンシュタイン」(創文社、『創文』第359号, pp.18-21,) 1994.10
- 「ゲーデルと『白雪姫』」(國學院大學、『國學院雑誌』第97巻第8号, pp.28-29,) 1996.8
- 「ゲーデル・ウイルス・ゴン」(講談社、『本』第24巻第9号, pp.17-19,) 1999.9
- 「腹芸」(講談社『月刊現代』第34巻第2号, pp.370-371,) 2000.2
- 「科学哲学の必要性」(日本物理教育学会、『物理教育』第50巻第2号, pp.103-107,) 2002.5
- 「エピメニデスのパラドックス / ゼノンのパラドックス / カントールの集合論 / ラッセルのパラドックス」(明治図書、『数学教育』第43巻第11号, pp.71-86,) 2002.12
- 「科学はなぜ嫌われるのか - 科学哲学の復興」(たばこ総合研究センター、『談:神を演じる科学 - 知と進化』第69号, pp.99-121,) 2003.9
- 「科学・技術と哲学を結ぶ学者」(ウェアラブル環境情報ネット推進機構、『ネイチャーインターフェイス』第5巻第2号, pp.70-71,) 2005.6 - インタビュー
- 「クルト・ゲーデル:数学基礎論における幾つかの基本的定理とその帰結」(青土社、『現代思想:総特集 ゲーデル』第
35巻第3号, pp.8-27,) 2007.2 - 全訳・解題
- 「ゲーデルとアメリカン・フットボール」(青土社、『現代思想』第35巻第4号, p.246,) 2007.3
- 「シンポジウム『理性の限界』の懇親会」(講談社、『本』第33巻第7号, pp.41-43,) 2008.7
- 「思考の迷宮 - パラドックス」(ニュートンプレス、『NEWTON』第31巻第1号, pp.68-79,) 2011.1 - 取材協力
- 「パラドックスに挑戦」(ニュートンプレス、『別冊NEWTON - 数学パズル論理パラドックス』, pp.110-141,) 2011.4 - 取材協力
- 「理性主義を超えて - 思考停止からの出発」(たばこ総合研究センター、『談:理性の限界 - 今、科学を問うこと』第91号, pp.69-92,) 2011.7
- 「決定論と非決定論の絶妙なバランス」(ニュートンプレス、『別冊NEWTON - 未来は決まっているか』, pp.134-137,) 2011.9
- 「論理あっての閃き - 哲学ディベートから新しい発想が生まれる」(MOKU出版、『MOKU』第237号, pp.68-75,) 2011.12 - インタビュー
- 「限界シリーズ完結!」(講談社、『本』第37巻第5号, pp.54-56,) 2012.5
- 「アラン・チューリング:計算機械と知性」(青土社、『現代思想:総特集 チューリング』第40巻第14号, pp.8-38,) 2012.11 - 全訳・解題
- 「チューリングの悲劇」(集英社、『すばる』第35巻第1号, pp.64-65,) 2013.1
- 「ジョン・フォン・ノイマン:数学者」(青土社、『現代思想:総特集 フォン・ノイマン』第41巻第10号, pp.10-24,) 2013.7 - 全訳・解題
- 「フォン・ノイマンの哲学」(國學院大學、『國學院雑誌』第114巻第11号, pp.44-54,) 2014.11
- 「『美しいセオリー』シンポジウム開幕!」(青土社、『現代思想:総特集 知のトップランナー50人の美しいセオリー』第45巻第5号, pp.200-204,) 2017.3
連載
- 「科学哲学のすすめ」(丸善、『パリティ』第15巻第8号〜第16巻第8号) 2000.8 - 2001.8 [連載全12回]
- 「反オカルト論」(新潮社、『週刊新潮』第60巻第1号〜第61巻第17号) 2015.1.1 - 2016.4.28 [連載全66回]
- 「20世紀大論争!」(光文社、『小説宝石』第49巻第10号~第50巻第12号) 2016.10 - 2017.12 [連載全15回]
- 「21世紀大論争!」(光文社、『小説宝石』第51巻第1号~第52巻第3号) 2018.1 - 2019.3 [連載全15回]
- 「フォン・ノイマンの哲学」(講談社『本』)第44巻第6号~第45巻第11号) 2019.6 - 2020.11 [連載全18回]
- 「哲学者が選ぶ『思考力を鍛える』新書!」(光文社 WEB「本がすき。」)2018.9 - 2020.9 [連載全50回]
- 「みがこう! 論理的思考力」(ニュートンプレス、『NEWTON』第40巻第10号~第41巻第2号) 2020.9 - 2021.2[監修・連載全6回]
- 「新書こそが教養!」(光文社 note「光文社新書」)2020.10 - [連載中]
- 「哲学ディベート - 人生の論点」(NHK出版、note「本がひらく」)2021.6 - [連載中]
- 「天才の光と影 - 異端のノーベル賞受賞者たち」(PHP研究所、『Voice』第531号~,2022.3 -[連載中]
外部リンク
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