高橋昌一郎とは? わかりやすく解説

高橋昌一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 01:50 UTC 版)

高橋 昌一郎
(たかはし しょういちろう)
人物情報
生誕 1959年(65 - 66歳)
国籍 日本
出身校 ウエスタンミシガン大学教養学部
ミシガン大学大学院哲学研究科
東京大学教養学部研究生
学問
研究分野 論理学
哲学
認知科学
研究機関 國學院大學
学位 M.A. ミシガン大学
学会 日本文藝家協会
情報文化研究会
JAPAN SKEPTICS
日本認知科学会
日本哲学会
日本科学哲学会
ASL
PSA
脚注
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高橋 昌一郎(たかはし しょういちろう、1959年2月 - )は、日本の哲学者論理学者。國學院大學文学部教授。

略歴

青山学院大学お茶の水女子大学上智大学多摩大学、東京大学、東京医療保健大学東京女子大学日本大学放送大学山梨医科大学立教大学にて兼任・非常勤講師を歴任。

論理学、科学哲学、ディベート論、コミュニケーション論、限界論、クルト・ゲーデルフォン・ノイマンアラン・チューリングなどについて著書・論文がある。

The Association for Symbolic Logic、The Philosophy of Science Association、日本哲学会、日本科学哲学会、日本認知科学会、日本文藝家協会会員。1991年、天文学者寿岳潤、物理学者大槻義彦らと Japan Skeptics を設立し運営委員、2006年より副会長・ジャーナル編集委員長。1996年より情報文化研究会会長、2018年より情報文化研究所所長。

著書

単著
共著
監修
  • 『コミュニケーション論』(太平社、情報文化研究会) 2003.4
  • 『絵解きパラドックス』(ニュートンプレス) 2014.4
  • 『絵でわかるパラドックス大百科』(ニュートンプレス) 2019.2
  • 『絵でわかるパラドックス大百科 増補第2版』(ニュートンプレス) 2020.12
  • 『超図解 最強に面白い!! パラドックス』(ニュートンプレス) 2020.12
  • 『情報を正しく選択するための 認知バイアス事典』(情報文化研究所、フォレスト出版) 2021.4
  • 『パラドックス大図鑑』(ニュートンプレス) 2021.10
  • 『楽しみながら身につく 論理的思考』(ニュートンプレス) 2021.12

訳書

単訳
  • 『哲学ファンタジー』(レイモンド・スマリヤン丸善) 1995.4
  • 『ゲーデルの不完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、丸善) 1996.7
  • 『天才スマリヤンのパラドックス人生 - ゲーデルもピアノもマジックもチェスもジョークも』(レイモンド・スマリヤン、 講談社) 2004.11
  • 『文庫版 哲学ファンタジー - パズル・パラドックス・ロジック』(レイモンド・スマリヤン、 筑摩書房ちくま学芸文庫) 2013.7
監訳
  • 『記号論理学 - 一般化と記号化』(レイモンド・スマリヤン、川辺治之訳、丸善) 2013.1
  • 『数理論理学 - 述語論理と完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、村上祐子訳、丸善) 2014.11
  • 『パラドックス』(マーガレット・カオンゾ、増田千苗訳、ニュートンプレス) 2019.10
  • 『改訂版 不完全性定理』(レイモンド・スマリヤン、川辺治之, 村上祐子訳、丸善) 2019.12
  • 『ザ・ヒストリー 科学大百科』(トム・ジャクソン、大光明宜孝訳、ニュートンプレス) 2020.4
  • 『図鑑 哲学』(トム・ジャクソン、屋代菜海訳、ニュートンプレス) 2020.11
  • 『合理性を捨てれば人生が楽になる』(エレノア・ゴードン=スミス、喜多直子訳、ニュートンプレス) 2021.6
  • 『新書版 パラドックスとは何か』(マーガレット・カオンゾ、増田千苗訳、ニュートンプレス、ニュートン新書) 2021.11

事典

  • 『数学英和小事典』(飯高茂, 松本幸夫監修、講談社) 1999.9 -[基礎論担当編集委員]
  • 『情報学事典』(北川高嗣, 須藤修, 西垣通, 濱田純一, 吉見俊哉, 米本昌平共編、弘文堂) 2002.6 -[項目担当]
  • 『懐疑論者の事典』上・下(ロバート・キャロル編著、楽工社) 2008.10 -[日本語版編集委員]

雑誌

  • 「科学と疑似科学の論理」(朝日新聞社、『科学朝日』第51巻第5号, pp.24-27,) 1991.5
  • 「科学する精神」(立風書房、『スカイウオッチャー』第10巻第5号, pp.54-55,) 1992.5 - 寿岳潤と対談
  • 「ゲーデルの不完全性定理と自意識」(青土社、『IMAGO』第4巻第10号, pp.236-237,) 1993.9
  • 「小林秀雄の論理」(ぺりかん社、『日本思想史』第42号, pp.26-39,) 1993.10
  • 「宇宙はなぜ宇宙であるか」(講談社、『月刊現代』第27巻第12号, pp.270-281,) 1993.12 - 佐藤勝彦・寿岳潤と対談
  • 「不完全性定理から現代論理学へ」(朝日新聞社、『科学朝日』第54巻第3号, pp.20-25,) 1994.3
  • 「ゲーデルの哲学」(講談社、『本』第19巻第8号,pp.46-48,) 1994.8
  • 「ゲーデルとヴィトゲンシュタイン」(創文社、『創文』第359号, pp.18-21,) 1994.10
  • 「ゲーデルと『白雪姫』」(國學院大學、『國學院雑誌』第97巻第8号, pp.28-29,) 1996.8
  • 「ゲーデル・ウイルス・ゴン」(講談社、『本』第24巻第9号, pp.17-19,) 1999.9
  • 「腹芸」(講談社『月刊現代』第34巻第2号, pp.370-371,) 2000.2
  • 「科学哲学の必要性」(日本物理教育学会、『物理教育』第50巻第2号, pp.103-107,) 2002.5
  • エピメニデスのパラドックス / ゼノンのパラドックス / カントールの集合論 / ラッセルのパラドックス」(明治図書、『数学教育』第43巻第11号, pp.71-86,) 2002.12
  • 「科学はなぜ嫌われるのか - 科学哲学の復興」(たばこ総合研究センター、『談:神を演じる科学 - 知と進化』第69号, pp.99-121,) 2003.9
  • 「科学・技術と哲学を結ぶ学者」(ウェアラブル環境情報ネット推進機構、『ネイチャーインターフェイス』第5巻第2号, pp.70-71,) 2005.6 - インタビュー
  • 「クルト・ゲーデル:数学基礎論における幾つかの基本的定理とその帰結」(青土社、『現代思想:総特集 ゲーデル』第

35巻第3号, pp.8-27,) 2007.2 - 全訳・解題

  • 「ゲーデルとアメリカン・フットボール」(青土社、『現代思想』第35巻第4号, p.246,) 2007.3
  • 「シンポジウム『理性の限界』の懇親会」(講談社、『本』第33巻第7号, pp.41-43,) 2008.7
  • 「思考の迷宮 - パラドックス」(ニュートンプレス、『NEWTON』第31巻第1号, pp.68-79,) 2011.1 - 取材協力
  • 「パラドックスに挑戦」(ニュートンプレス、『別冊NEWTON - 数学パズル論理パラドックス』, pp.110-141,) 2011.4 - 取材協力
  • 「理性主義を超えて - 思考停止からの出発」(たばこ総合研究センター、『談:理性の限界 - 今、科学を問うこと』第91号, pp.69-92,) 2011.7
  • 「決定論と非決定論の絶妙なバランス」(ニュートンプレス、『別冊NEWTON - 未来は決まっているか』, pp.134-137,) 2011.9
  • 「論理あっての閃き - 哲学ディベートから新しい発想が生まれる」(MOKU出版、『MOKU』第237号, pp.68-75,) 2011.12 - インタビュー
  • 「限界シリーズ完結!」(講談社、『本』第37巻第5号, pp.54-56,) 2012.5
  • 「アラン・チューリング:計算機械と知性」(青土社、『現代思想:総特集 チューリング』第40巻第14号, pp.8-38,) 2012.11 - 全訳・解題
  • 「チューリングの悲劇」(集英社、『すばる』第35巻第1号, pp.64-65,) 2013.1
  • 「ジョン・フォン・ノイマン:数学者」(青土社、『現代思想:総特集 フォン・ノイマン』第41巻第10号, pp.10-24,) 2013.7 - 全訳・解題
  • 「フォン・ノイマンの哲学」(國學院大學、『國學院雑誌』第114巻第11号, pp.44-54,) 2014.11
  • 「『美しいセオリー』シンポジウム開幕!」(青土社、『現代思想:総特集 知のトップランナー50人の美しいセオリー』第45巻第5号, pp.200-204,) 2017.3

連載

  • 「科学哲学のすすめ」(丸善、『パリティ』第15巻第8号〜第16巻第8号) 2000.8 - 2001.8 [連載全12回]
  • 「反オカルト論」(新潮社、『週刊新潮』第60巻第1号〜第61巻第17号) 2015.1.1 - 2016.4.28 [連載全66回]
  • 「20世紀大論争!」(光文社、『小説宝石』第49巻第10号~第50巻第12号) 2016.10 - 2017.12 [連載全15回]
  • 「21世紀大論争!」(光文社、『小説宝石』第51巻第1号~第52巻第3号) 2018.1 - 2019.3 [連載全15回]
  • 「フォン・ノイマンの哲学」(講談社『本』)第44巻第6号~第45巻第11号) 2019.6 - 2020.11 [連載全18回]
  • 「哲学者が選ぶ『思考力を鍛える』新書!」(光文社 WEB「本がすき。」)2018.9 - 2020.9 [連載全50回]
  • 「みがこう! 論理的思考力」(ニュートンプレス、『NEWTON』第40巻第10号~第41巻第2号) 2020.9 - 2021.2[監修・連載全6回]
  • 「新書こそが教養!」(光文社 note「光文社新書」)2020.10 - [連載中]
  • 「哲学ディベート - 人生の論点」(NHK出版、note「本がひらく」)2021.6 - [連載中]
  • 「天才の光と影 - 異端のノーベル賞受賞者たち」(PHP研究所、『Voice』第531号~,2022.3 -[連載中]

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