オーストリア=ハンガリー製のアルバトロスとは? わかりやすく解説

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オーストリア=ハンガリー製のアルバトロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 16:06 UTC 版)

アルバトロス D.III」の記事における「オーストリア=ハンガリー製のアルバトロス」の解説

1916年秋、エスターライヒッシェ・フルークツォイクファブリク(Oesterreichische Flugzeugfabrik)社(Oeffag)は、ヴィーナー・ノイシュタットにおいてD.IIIを生産するライセンス取得した生産機現れ始めたのは1917年5月だった。 Oeffag社製機は、53型、153型、253型の3つ大きく分かれそれぞれ185馬力200馬力225馬力のオーストリア・ダイムラー製エンジン搭載した。オーストリア・ダイムラーエンジンはメルツェデスD.IIIaエンジン上回る性能発揮した。Oeffag機は、冬季作戦想定したシリンダーヘッドを完全に覆った形式冬季カウリング特徴とした。 オーストリアパイロット初期生産型のプロペラスピナーを取り外すことが多かった飛行中にしばしば脱落したからである。153型の生産112号機から、Oeffagは、スピナーの無い、頭部の丸い形態採用した意外なことに、ドイツ風洞テストでは、単純な丸い鼻の方がプロペラ効率良く最高速度14 km/h向上した。 Oeffag生産型はすべて8 mmシュヴァルツローゼ機関銃2挺で武装していた。その大部分では機銃胴体埋めこんで設置され、そのためパイロット機銃触れることは困難だった実戦では、シュヴァルツローゼ機銃は、主にプロペラ同調装置問題から7.92 mmLMG 08/15機関銃より信頼性いくぶん劣り、また発射率も低かったパイロット要望により、253型の後期生産型からは、機銃胴体上部への配置変更された。 Oeffagの技術者はD.IIIの翼の欠陥着目し、下翼の肋骨翼桁継ぎ手をより厚いものに修正した。この変更は、その他の細かい修正あいまってドイツ版D.IIIを苦しませた構造欠陥問題大部分解決した実戦において、Oeffag製機は、人気があり、強く、有効であることを証明した。Oeffagは1917年5月から1918年11月休戦までの間におよそ526機のD.IIIを生産した

※この「オーストリア=ハンガリー製のアルバトロス」の解説は、「アルバトロス D.III」の解説の一部です。
「オーストリア=ハンガリー製のアルバトロス」を含む「アルバトロス D.III」の記事については、「アルバトロス D.III」の概要を参照ください。

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