オナガワエフエム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:26 UTC 版)
「おながわさいがいエフエム」の記事における「オナガワエフエム」の解説
一般社団法人オナガワエフエムは、前身の女川さいがいFMの運営メンバー有志により設立され、ラジオ番組を制作している。 女川さいがいFMの終了後もラジオの形式で番組を継続してほしいという声が町内外から寄せられたことを受けて、2016年4月より、女川さいがいFMの2番組「佐藤敏郎の大人のたまり場」と「おながわ☆なう。」を統合した新番組「佐藤敏郎のonagawa now!~大人のたまり場~」をTBCラジオにて開始。また、全国各地のコミュニティFMなどでも放送している。2018年には、被災地の現状を全国に発信し続けていることが評価され、制作スタッフが第44回放送文化基金賞 個人・グループ部門を受賞した。2021年4月3日からは番組がリニューアルされ「おながわ☆なう。復幸RADIO」となった。 一時期、東京のコミュニティFM局「渋谷のラジオ」にて、「onagawanow」を内包するかたちで東北各地の臨時災害放送局・コミュニティFM放送局の番組を紹介するオムニバス形式の番組「渋谷東北部」、女川さいがいFMアナウンサー・阿部真奈(当時大学生、現・テレビユー福島報道記者)が単独ナビゲートする姉妹番組「渋谷なう。」を放送しており、この制作も行っていた。 2020年からは公式YouTubeチャンネルもスタートさせ、女川町初の公式オンラインイベント「女川つながる感謝祭」や「女川小学校・中学校新校舎落成式」など町の公式動画生放送やオンラインイベントの企画・制作も手がけている。 2022年3月5日、公式Twitterにて、女川さいがいFM時代より続けてきた「おながわ☆なう。」を3月末で終了することを発表した。当初は震災から10年となる2021年に終了予定だったが、コロナ禍で中途半端に終わって欲しくないという女川町側からの要請を受け1年ほど延長されていた。町内では、復興が進んだことから町の明るい部分を全面に出してPRしてほしいという意見が大きくなっており、一方で、近年は全国で毎年のように発災しているため参考になるような話をしてほしいとの意見もリスナーから届いていたため、制作側はその両立を模索していた。しかし、臨時災害放送局として開始し災害で困っている町民に情報を伝えてきたという経緯を考えた時に、それらはもはや自分たちでなくてもできると感じるようになり、番組終了に至った。
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