乙女のほほえみ【オトメノホホエミ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8087号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 乙女のほほえみ よみ:オトメノホホエミ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「スターゲーザー」にオトメユリを交配して育成されたものであり,花はやや小輪の淡紫ピンク色で中肋部が鮮紫ピンク色のヤマユリ型の鉢物,花壇及び切花向きの品種である。草丈は25~49㎝,茎の直径は5.0~9.9㎜,色は淡褐,毛じは無,節間長は茎の中央部及び止葉下は40~59㎜である。葉序は2/5,葉の全体の形は広披針形,ねじれは無,葉幅は10~19㎜,葉長は9~11㎝,光沢は無,数は少,着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型,花の向きは60~89゜,花房の形状は散形花序,全体の形はヤマユリ型である。花径は90~119㎜,内花被の幅は30~39㎜,長さは9~12㎝,外花被の幅は20~29㎜,長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は紫ピンク(JHS カラーチャート9203),地色は淡紫ピンク(同9202),中肋部は鮮紫ピンク(同9504),縁部及び裏面は淡紫ピンク(同9202)である。内花被1枚の斑点の数は10~19,外花被は1~9,つぼみの色は紫ピンク(同9211),内花被の形はⅧ型,外花被の形はⅨ型,内花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅤ型,外花被先端の形状はⅥ型,反転の程度はⅤ型,花被のねじれは1/8~1/4,花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄,花粉の色は黄褐,第1花梗の長さは60~89㎜,花梗の太さは中,色は褐,花梗への葉の着生は有,第1花梗の向きは60~89゜,1花茎の花数及び花の香りは中,開花期はかなり早である。「ピンクパール」と比較して,葉の全体の形が広披針形であること,花弁中肋部の色が鮮紫ピンクであること,内花被一枚の斑点の数が少ないこと等で,「グレイスピンク」と比較して,花弁の基部の色が紫ピンクであること,花弁中肋部の色が鮮紫ピンクであること,内花被一枚の斑点の数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に出願者の試験場(富山県砺波市)において,花柱切断法により「スターゲーザー」にオトメユリを交配して胚培養を行い,開花した個体の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「S91-507」であった。 |
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