九州121号【キュウシュウ121ゴウ】(食用作物)
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登録番号 | 第12965号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | 九州121号 よみ:キュウシュウ121ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山川理、梅村芳樹、佃和民、中澤芳則、小巻克巳、日高操、熊谷亨、吉永優、甲斐由美、石黒浩二 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、草型は匍匐型で、葉は心臓形、いもの皮色は赤、肉色が淡黄の食用及び加工向きの品種である。草型は匍匐型、草勢はやや強、巻つる性は無、草高は中、茎色は無、節色は微、茎の太さ、茎長、分枝数及び節間長は中、茎の毛茸は無、頂葉色の最優性色は淡緑、副次的色は無、葉色は緑、葉形は心臓形、葉の大小は中、葉脈色は少、蜜腺色は中である。藷梗の長さは中、強さはやや強、いもの形状は短紡錘形、大小はやや小、皮色の基本色は赤、補助色は紅、濃淡はやや淡、分布は均一、肉色は淡黄、条溝は微、皮脈は無、外観はやや上、蒸しいもの肉色は黄、萌芽伸長の遅速、萌芽の多少及びアール当たり上いも重は中、カロチンの多少は無、黒斑病抵抗性は中、ネコブセンチュウ抵抗性は強である。「高系14号」と比較して、葉形が心臓形であること、蜜腺色が多いこと、ネコブセンチュウ抵抗性が強いこと等で、「ベニオトメ」と比較して、巻つる性が無いこと、葉形が心臓形であること、皮色の補助色が紅であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に農林水産省九州農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、鹿児島県指宿市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その後、同場(宮崎県都城市)において、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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