エマウサウルスとは? わかりやすく解説

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エマウサウルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 08:47 UTC 版)

エマウサウルス
生息年代: 中生代前期ジュラ紀トアルシアン期,174.1–182.7 Ma
地質時代
前期ジュラ紀トアルシアン期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 頬竜類 Genasauria
亜目 : 装盾亜目 Thyreophora
: エマウサウルス属Emausaurus
学名
Emausaurus
Haubold, 1990

エマウサウルスEmausaurus)は、前期ジュラ紀トアルシアン期に生息した装甲を持つ恐竜である装盾類である。化石はドイツから発見されている。唯一の頭骨がよく知られているが、その他に下顎と部分的な体の化石が知られている。発見されている装甲には3つの円錐形の鱗板と1つの長い棘が含まれている[1]

タイプ種Emausaurus ernstiは1990年ハルトムート・ハウボルトにより命名、記載された[2]。属名はグライフスヴァルト大学(Ernst-Moritz-Arndt-Universität Greifswald)のアクロニム「EMAU」と古代ギリシャ語で「トカゲ」を意味するsauros/σαυροςから作られている。種小名ホロタイプ標本SGWG 85の発見者である地質学者ヴェルナー・エルンスト( Werner Ernst)に献名されている。エルンストは1963年の夏、メクレンブルク=フォアポンメルン州、グリンメン近郊のロームピットでジュラ紀前期トアルス期の地層から発見した。

ホロタイプの体長は約2 mと推定される。この個体は幼体であり、成体では4 mほどと推定される。小柄ではあるが、おそらく四足歩行で低位置の植生を食べていたとみられる。

分岐学的な解析の結果、エマウサウルスは装盾類であり、スクテロサウルスより派生的であるがスケリドサウルスより基盤的であると示されている。

参照

  1. ^ Norman, D.B., Witmer, L.M., and Weishampel, D.B. (2004). “Basal Thyreophora”. In Weishampel, D.B., Dodson, P., and Osmólska, H. (eds.). The Dinosauria, 2nd Edition. University of Californian Press. pp. 335–342. ISBN 0-520-24209-2 
  2. ^ Haubold, H. 1990. Ein neuer Dinosaurier (Ornithischia, Thyreophora) aus dem Unteren Jura des nördlichen Mitteleuropa. Revue de Paleobiologie 9(1):149-177. [In German]


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