エネルギー条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 01:04 UTC 版)
トランスラピッドの通常の走行でのエネルギー消費は1区間で推進、浮上、車両制御に50-100 kWである。空気抵抗係数(英語版)(Cd値)は約0.26である。前面投影面積が16m²で時速400km (111 m/s) での走行に必要なエネルギーは以下の式によって導き出される。: P = c w ⋅ A F r o n t ⋅ v 3 ⋅ ( Density of surrounding air ) / 2 {\displaystyle P=c_{w}\cdot A_{\rm {Front}}\cdot v^{3}\cdot ({\mbox{Density of surrounding air}})/2} P = 0 . 26 ⋅ 16 m 2 ⋅ ( 111 m / s ) 3 ⋅ 1 . 24 k g / m 3 / 2 P = 3 . 53 ⋅ 10 6 k g ⋅ m 2 / s 3 = 3 . 53 ⋅ 10 6 N ⋅ m / s = 3 . 53 M W {\displaystyle {\begin{matrix}P&=&0{.}26\cdot 16\,\mathrm {m} ^{2}\cdot (111\,\mathrm {m} /\mathrm {s} )^{3}\cdot 1{.}24\,\mathrm {kg} /\mathrm {m} ^{3}/2\\P&=&3{.}53\cdot 10^{6}\,\mathrm {kg} \cdot \mathrm {m} ^{2}/\mathrm {s} ^{3}=3{.}53\cdot 10^{6}\,\mathrm {N} \cdot \mathrm {m} /\mathrm {s} =3{.}53\,\mathrm {MW} \end{matrix}}} 他の高速鉄道と比較して電力消費は良好である。効率が0.85で必要な電力は約4.2 MW (5,632 hp) である。浮上、案内に必要なエネルギーは約1.7 kW/tである。推進装置は同様に制動時に電力を電力網へ戻す回生ブレーキの機能も備える。予備電源によって車両の浮上を維持する事が出来ない場合、自然に停止する為に最終手段として非常時には例外的に車両の下に備えられた着地そりによって制動する。
※この「エネルギー条件」の解説は、「トランスラピッド」の解説の一部です。
「エネルギー条件」を含む「トランスラピッド」の記事については、「トランスラピッド」の概要を参照ください。
- エネルギー条件のページへのリンク