基本法則からの発展と応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:59 UTC 版)
内部エネルギーのうち仕事として取り出すことのできる分として「自由エネルギー」(条件によってギブズエネルギーあるいはヘルムホルツエネルギーを用いる)が定義される。熱力学第二法則から、 「自発的変化は自由エネルギーが減少する方向へ進む」 「自由エネルギーが一定であれば系は平衡状態にある」 ことが導かれる。このことは特に化学反応にも適用され、化学平衡定数 K は基準状態での自由エネルギー変化 ΔG と以下の関係にあることが示される。 Δ G = − R T ln K . {\displaystyle \Delta G=-RT\ln K.} R:気体定数、T:熱力学温度 なお、化学反応の時間的変化については別分野「反応速度論」として発展しているのでその項目を参照のこと。
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