Ni14【エヌアイ14】(工芸作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11101号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | さとうきび | |
登録品種の名称及びその読み | Ni14 よみ:エヌアイ14 |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 杉本明、氏原邦博、下田聡、前田秀樹、勝田義満、岡三徳、水本文洋、園田忠弘、最上邦章 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「KF78-81」の自然受粉種子の実生から選抜して育成された固定品種であり、登熟性は中、蔗茎の形態は円筒型で糖分が高い製糖原料向きの品種である。発芽性は良、萌芽性はやや良、萌芽の遅速性は中、分げつ性は弱である。草型は中葉、葉色及び葉身長は中、葉幅はやや広、葉身のアントシアンは無、葉鞘の長さはやや長、葉耳の形態は葉耳欠失上昇下降型、葉舌の形態は帯型である。蔗茎の形態は円筒型、基本色は黄緑、複色は淡紅、ずい孔率、亀裂率及び気根発生節数は無、茎皮の硬度は中である。芽子の形態は9型10型、芽孔位置は上部、芽子の大きさは大、芽翼は広、根基の条数は二条である。地域適応性は北、収量構成型は中間型、収量性は中、原料茎長は長、茎径及び登熟性は中、糖分は高、出穂性は無、原料茎の直立性は中間、脱葉性は中である。梢頭部折損性は極難、耐旱性は中、葉焼病抵抗性はやや強、モザイク病抵抗性は強である。「NCo310」と比較して蔗茎の複色が淡紅であること、出穂性が無いこと等で、「NiF8]と比較して、草型が中葉であること、出穂性が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に熱帯農業研究センター(現独立行政法人国際農林水産業研究センター、沖縄県石垣市)において、「KF78-81」の自然受粉種子を採種し、62年に九州農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、鹿児島県徳之島)において実生を養成し、63年に個体選抜、以後、栄養系選抜により育成された固定品種であり、平成5年より生産力検定試験、系統適応性検定試験及び特性検定試験を行い、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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