エドガー・ポーツネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/26 21:21 UTC 版)
エドガー・ポーツネル(1740年5月12日 - )は、1972年2月から1976年5月にかけて主に『別冊少女コミック』(小学館)に連載された漫画『ポーの一族』(萩尾望都)の主人公。架空の人物。イギリス貴族エヴァンズ伯爵と、うら若き愛人メリーウェザーとの間に生まれた第1子。男性。作者の全作品を代表するキャラクターでもある[1]。2016年5月、『月刊フラワーズ』7月号に掲載の「春の夢」で40年ぶりに再登場した。
|
- ^ デビュー40周年記念「萩尾望都原画展」のポスターには、「ランプトンは語る」のエドガーの上半身画が描かれたカラー扉が用いられている。
- ^ カラーイラストでは茶色の髪で描かれる。
- ^ 「ペニー・レイン」と「一週間」で馬車を扱っている。とくに「一週間」で「馬ひかせて」と頼むアランに「だめだ、ヘタだもの」と断っているあたり、扱いに自信があることの裏返しに見える。
- ^ 不器用には見えないオズワルドが水車を作ろうとして失敗して指をキズだらけにしていることから、かなり器用でないと作れないようである。
- ^ この二重階段と隠し部屋は、警察の捜査でも見つけられなかった。
- ^ エドガーが料理を作っている描写はない。しかし、リデルは8年間エドガーとアランと3人だけで暮らしており、使用人や料理人はいない。また、幼いリデルが料理ができるはずがなく、靴ひもさえ満足に結ぶことができないアランに料理が作れるとは思えない(また性格的に人のために料理を作るとも思えない)ことから、エドガーが料理を作っていたと考えるのが妥当である。
- ^ 異母兄オズワルドの子孫で女性のエディスとそっくりである一方、ロザリー姫を演じた際には男にも女にも見えないと評されていることから、中性的な容姿と考えられる。
- ^ 「ユニコーン」で、アランがエドガーのピアノ伴奏で歌を歌っているときに「この高い音はムリだ」と言っているのに対し、エドガーは「ぼくはもっとムリだ」と言っている。
- ^ 「ポーの村」でもバラの枝を折っている。また、「メリーベルと銀のばら」でもバラを折ろうとして指を傷つけている描写が見られる。
- ^ 癖が矯正されたのか、単にその描写がないだけなのかは不明。
- ^ 「春の夢」vol.3には、バラの枝を折る手が描かれたコマ(顔は描かれていないが、ふきだしからエドガーの手と推測できる)がある。
- ^ 『別冊少女コミック』1976年8月号の「少年たちは今どこに!?」(作者と羽仁未央との対談)で次のやりとりがある。
- 未央「ところで『ポーの一族』のエドガーやアランという名まえは怪奇小説家のエドガー・アラン・ポーから取ったのですか?」
- 萩尾「そうです。ゴロ合わせみたいなもンですね。」
- ^ ヒロインの「藤原百恵」扮するメリーベルとともに描かれ、イラストの中で「やっぱしエドガーは僕しかできないよね。血よりも肉が好きだけど……」とつぶやいている。
- ^ 『パタリロ!』には、「小鳥の巣」から「だれが殺した? クック・ロビン」の歌(マザー・グース)も「クック・ロビン音頭」に引用されている。
- ^ 林家三平に「ペー、テレビに映ってない!!」と怒鳴られ「テレビに映りたかったら、つねにこん平の後ろに回りこめ!」と言われたペーが、エドガーの姿で「笑っているふり...面白がっているふり...それくらいできるよ」とつぶやく場面などが描かれている。
- ^ 1997年7月12日の朝日新聞夕刊参照。
- ^ 『月刊COMICリュウ』2007年7月号に掲載された、第27回日本SF大賞を受賞した作者への祝辞参照。
- ^ 鈴木めぐみ著『うれし恥ずかしなつかしの少女マンガ』(ソニー・マガジンズ 2005年)の中で、道原のショックと同様の読者の例として、「15才の誕生日を迎えたとき、エドガーより年上になっちゃった…と思って悲しくて泣いた」「中3のとき、『ポーの一族』の好きな子で集まって、"エドガーの年を追い越してしまった"残念会をした」などが紹介されている。
- ^ 『文藝別冊〔総特集〕萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母』(河出書房新社 2010年)の「漫画家からの特別寄稿」参照。
- 1 エドガー・ポーツネルとは
- 2 エドガー・ポーツネルの概要
- 3 特技・趣味・癖
- 4 名前の由来
固有名詞の分類
- エドガー・ポーツネルのページへのリンク