江口精雲3【エグチセイウン3】(草花類)
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登録番号 | 第6163号 |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 江口精雲3 よみ:エグチセイウン3 |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 12日 | |
品種登録者の名称 | 江口和弘 | |
品種登録者の住所 | 福岡県八女郡広川町大字広川271番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 江口和弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「精雲」の枝変わりから選抜,育成されたものであり,花は淡緑黄色のやや大輪で,一輪仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29㎜である。葉身長は100~124㎜,葉幅は75~99㎜,基部の形は凸形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は濃緑,裏面は淡緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149㎜,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は 200~ 399である。管状花数は100~199,分布は集中,全長は5.0~5.9㎜である。花弁の形は舟底弁,先端の形は外弁は歯状,内弁は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面及び裏面の色は淡緑黄(JHS カラーチャート2903),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり黄色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ,総ほう部から花頂部までの高さ及び花首の長さは30~39㎜,季咲きの開花期は夏で,育成地(福岡県八女郡広川町)における自然開花期は6月下旬から7月上旬である。 「精雲」と比較して,外花弁の表面及び裏面の色が淡緑黄であること,花の中心部の色が外弁と異なり黄色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者のほ場(福岡県八女郡広川町)において,「精雲」の中から発見した花色の異なる枝変わりを栽培中に花形の異なる株を選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「黄精雲 ムーンライト93’」であった。 |
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