池若紫【イケワカムラサキ】(草花類)
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登録番号 | 第14497号 |
登録年月日 | 2006年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ファレノプシス | |
登録品種の名称及びその読み | 池若紫 よみ:イケワカムラサキ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社池園芸 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市西区今津字璞2032 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 池澄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、Phalaenopsis「ヒナマツリ」にDoritaenopsis「ハッピーバレンタイン」を交配して育成されたものであり、花はドーサル・セパルが紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色の脈斑が入る、ラテラル・セパルが紫ピンクの地色に鮮赤紫色の点斑及び鮮紫ピンク色の脈斑が入る、ペタルが鮮紫ピンクの地色に淡紫ピンク色のぼかしが入る、リップ中央裂片は鮮紫ピンクの地色に紫赤色のぼかしが入る、部分反転平咲きのかなり大型種である。株の大きさはかなり大、草姿は横性である。葉の正面の形は倒披針形、先端の形は鈍形、横断面の形はⅡ型、向きは斜上、ねじれは無、幅は76~100㎜、長さは20.1~30㎝、表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状、花数は16~25、花型は部分反転平、花の横径は12.6~15.0㎝、縦径は10.1~12.5㎝である。ドーサル・セパルの正面の形は楕円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、周縁の波打ちは無である。ペタルの正面の形は半円形、先端の形は円形、周縁の波打ちは無である。リップ中央裂片の正面の形はⅡ型、横断面の形はⅣ型である。花色はドーサル・セパルは紫ピンク(JHS カラーチャート8903)の地色に鮮紫ピンク(同8904)の脈斑が入る、ラテラル・セパルは紫ピンク(同8903)の地色に鮮赤紫(同9208)の点斑及び鮮紫ピンク(同8904)の脈斑が入る、ペタルは鮮紫ピンク(同8904)の地色に淡紫ピンク(同8902)のぼかしが入る、リップの中央裂片は鮮紫ピンク(同8904)の地色に紫赤(同9708)のぼかしが入る、側裂片は鮮紫ピンク(同8904)の地色に紫赤(同9708)の縞斑及びぼかしが入る。花の香りは無、開花期は冬及び春である。「ハッピーバレンタイン331」と比較して、セパルの地色が紫ピンクであること、ペタルの地色が鮮紫ピンクであること等で、「マイヒメ」と比較して、リップ中央裂片の地色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に出願者の温室(福岡県福岡市)において、Phal.「ヒナマツリ」にDtps.「ハッピーバレンタイン」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「愛・若紫」であった。 |
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