エキノコックス症を取り上げた作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 19:45 UTC 版)
「エキノコックス症」の記事における「エキノコックス症を取り上げた作品」の解説
ブラック・ジャック 手塚治虫の漫画作品。第117話「ディンゴ」では、農薬によって突然変異を遂げたエキノコックス(作中表記は「エヒノコクス」)が農地の周辺住民へ寄生して地域単位で死に至らしめ、そこを訪れた主人公のブラック・ジャックにも寄生する。このエキノコックスはピンセットで摘まみ上げられる程大型化しており、宿主の体内で強力な毒素を生成して死に至らしめるという設定になっている。 ブラック・ジャック (OVA) 上記作品を原作としたOVA作品。第4話「拒食、ふたりの黒い医者」では、戦中に生物兵器への改造を経て極秘のうちに廃棄されたエキノコックスが、戦後に廃棄場を訪れた一般人へ寄生する。このエキノコックスは封入容器の経年劣化によって漏れ出た後、感染した小動物による創傷感染を経て被寄生者の脳の食欲中枢へ寄生し、拒食症を発症させて被寄生者を死に至らしめるが、生物兵器へ改造される際に神経組織への擬態能力を付加されていたため、通常検査では発見できないという設定になっている。 ばくおん!! おりもとみまなの漫画作品。第10話(アニメ第4話)では、登場人物の父が北海道をバイクでツーリング中にキタキツネを避けようとして事故に遭った際、キタキツネに舐められたことで感染している。 Dr.コトー診療所 山田貴敏の漫画作品。第40話「Dr.コトー、洗濯する。」 - 第43話「Dr.コトー、反省する。」では、16年前の北海道で飼い犬・ゴローに感染していたエキノコックスが、現在の転居先である離島内の小動物への感染を経て住民にも感染したことから、その経緯を知らない住民たちの間では伝染病との噂が立つ。真相を突き止めた主人公の医師・五島の手術で事態は沈静化するが、ゴローは老衰で死亡する。 きつね 仲倉重郎監督の映画作品。療養のため北海道を訪れていた14歳の少女が中年男性と出会い、恋に落ちる。二人は交際を始めるが、少女は肝臓の手術のため男性の前から姿を消す。病院で自分のカルテを盗み見た少女は、自分はエキノコックス症で手遅れの状態だと知る。男性と再会した少女は、男性にキツネを撃ち殺すよう頼み込む。
※この「エキノコックス症を取り上げた作品」の解説は、「エキノコックス症」の解説の一部です。
「エキノコックス症を取り上げた作品」を含む「エキノコックス症」の記事については、「エキノコックス症」の概要を参照ください。
- エキノコックス症を取り上げた作品のページへのリンク