アドレス指定方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 23:26 UTC 版)
位置による指定 0番地(あるいは1番地)から順番に振られたメモリアドレスで位置を指定する。主記憶ではもっぱらバイト単位、補助記憶ではブロック単位でアドレスが振られる(後者は以前はシリンダ・サーフェス・ヘッド、というような物理機構に依った構造のアドレスだったが、基本的には同様) ファイルシステムによる指定 可変な大きさのサイズなどを持つファイルとして補助記憶に情報が格納されているものである。ほとんどのシステムがファイル名を使ってファイルを指定できる。さらに現代の多くのシステムは階層型ディレクトリなどによって木構造(ツリー状)の名前空間も提供しており、ファイル以外のシステム資源や情報にアクセスできるものもある(伝統的な /dev や、Linuxの /proc や /sys など)。ファイルシステムは、一般にオペレーティングシステムによって提供されている。またオープンされたファイルという形で、主記憶の管理も一部行われる。 データベース 何らかのDBMSにより管理する。 連想メモリ 連想記憶(associative memory、他に Content-Addressable Memory, CAM とも)、記憶内容自体によってアクセスしアドレスを得る、あるいは記憶内容の一部でアクセスし、その全体を読み出す、といったことができる。例えば、キャッシュメモリには、本体の記憶装置のあるアドレスの内容がキャッシュに入っているか、ということを問い合わせる必要があり、一種の連想メモリが使われる。ソフトウェアで実装したもの、あるいは抽象データ構造としては「連想配列」と呼ばれている。
※この「アドレス指定方法」の解説は、「記憶装置」の解説の一部です。
「アドレス指定方法」を含む「記憶装置」の記事については、「記憶装置」の概要を参照ください。
- アドレス指定方法のページへのリンク