アドレス指定方式
アドレス指定方式とは、CPUの命令により、物理メモリ上の位置を指定する方式のことである。
CPU命令(機械語)は、命令部とアドレス部で構成される。この命令部とアドレス部、そしてCPU内部にある各種のレジスタおよび主記憶上のアドレスの関連で、種々のアドレス指定の方法がある。
アドレスを指定する命令には次のような6つの種類がある。(1)直接アドレス指定:命令語に含まれるアドレス値が直接的に有効アドレスとして利用される。(2)間接アドレス指定:命令語のアドレスで指定したアドレス上のメモリにあるデータが間接的に有効アドレスとして利用される。(3)指標レス指定:命令語に含まれるアドレス値にインデックスレジスタ上の値を加算したものが、有効アドレスとして利用される。(4)基底アドレス指定:基底レジスタの値と命令語のアドレス値を加算したものが有効アドレスとして利用される。(5)相対アドレス指定:命令語のアドレス値にプログラムカウンタの内容を加えたものが、有効アドレスになる。(6)即値アドレス指定:命令部のアドレスの値がアドレスとしてではなく、そのまま「演算デー タ」として利用される。
アドレス指定方式は、実際には利用するCPUの種類ごとにどの方式が利用可能かが異なる。なお、アセンブリ言語、および、機械語の機能は、CPUの機能に直接対応しており、アドレス指定についてもCPUが持つ方式をそのまま持っている。これに対して高級言語は、より抽象的なレベルでプログラムを記述するため、物理アドレス、および、物理的なアドレス指定方式は直接意識しない。
CPU: | A5X A6チップ アウト・オブ・オーダー実行 アドレス指定方式 インサーキットエミュレータ オーバークロック オーバーヘッド |
アドレス指定方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 19:30 UTC 版)
詳細は「アドレッシングモード」を参照 コンピュータプログラムは、明示的に指定されたアドレスにアクセスすることができる。低水準言語ではこれは絶対アドレス(absolute address)と呼ばれ、高水準言語ではポインタデータ型として知られている。また、プログラムは相対アドレスを使用して、ベースアドレス(英語版)を基準としてアドレスを指定することもできる。他のも、多くの間接アドレッシングモードがある。 論理アドレスを物理メモリと仮想メモリにマッピングすることで、いくつかのレベルの間接参照も追加される。
※この「アドレス指定方式」の解説は、「メモリアドレス」の解説の一部です。
「アドレス指定方式」を含む「メモリアドレス」の記事については、「メモリアドレス」の概要を参照ください。
- アドレス指定方式のページへのリンク