アテネオリンピックで悲願の金メダル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/08 03:38 UTC 版)
「阿武教子」の記事における「アテネオリンピックで悲願の金メダル」の解説
自身3度目のオリンピックとなったアテネでは、事前に過去2度のオリンピックで初戦敗退した自分自身の試合を懸命に見るなど、メンタル面での切り替えも行い、「三度目の正直」を胸に秘めつつこの大会に挑んだ。鬼門と言われた初戦の2回戦(阿武は1回戦はシード)で、ベネズエラのケイビ・ピントから崩袈裟固で一本勝ちして、五輪初勝利をようやく記録した。次の3回戦ではイタリアのルチア・モリコに指導3の優勢勝ちをおさめた。準決勝ではルブランと対戦すると、自身初めてとなるGSに突入するが、9分41秒に及ぶ熱戦の末、大内刈で有効を取って決勝に進出した。決勝では中国の劉霞にポイントを1つリード(劉霞に注意)した所から、残り22秒のところで豪快な袖釣込腰による一本勝ちをきめて、3度目にしてついに悲願のオリンピック金メダリストとなった。警視庁職員の五輪柔道での金メダルは、1972年ミュンヘン五輪中量級の関根忍以来。女性警察官としては史上初の金メダルだった。また、アテネオリンピックで金メダリストとなったことにより、女子選手では初の3冠(オリンピック、世界選手権、全日本選手権の全てで優勝経験を持つこと)を達成した。
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