アジアのアイスコーヒー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/14 18:16 UTC 版)
「アイスコーヒー」の記事における「アジアのアイスコーヒー」の解説
日本と交流が深い台湾や韓国では昔からコーヒー牛乳があり、比較的早くから日本のアイスコーヒーと同様のものを出す喫茶店も多かったが、本格的に普及したのは1990年代以降である。 香港では茶餐庁と呼ばれる喫茶レストランで、エバミルクとガムシロップを入れた「凍咖啡」(広東語 ドンカーフェー)が好まれている。また、紅茶をブレンドした「凍鴛鴦」(ドンユンヨン)もよく飲まれる。実際に注文する人は少ないが、スペインのようなアイスレモンコーヒー「凍檸啡」(ドンレンフェー)をメニューに載せている店もある。香港では、アイスティーなどと同様に以前からメニューにはあったが、アイスコーヒーが飲まれる機会が増えたのは2000年代以降である。 中国では、もともとコーヒーも冷たい飲み物も余り好まれなかったが、近年台湾系の喫茶店が増えた影響で日本のアイスコーヒーに近い「冰咖啡」(ビンカーフェイ)が飲まれることがひろがりつつある。また、ケンタッキーフライドチキンでは最初から砂糖と牛乳を加えたアイスコーヒーにソフトクリームをトッピングした「雪頂咖啡」があり、夏場などに飲まれている。 シンガポールでもエバミルクとガムシロップを入れたアイスコーヒーが飲まれている。福建系華人は閩南語で「咖啡冰」(コピベン)と呼ぶ。マレーシアにもあり、屋台でポリ袋に入れて売ることもあり、「kopi ais」(コピアイス)と呼ばれる。 ベトナムでは加糖練乳をたっぷり入れたベトナムコーヒー「cà phê sữa đá」(カフェ・シュア・ダー)が好まれる。 タイでは大量の砂糖とカルダモンやシナモンなどスパイスを入れる。
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