アコースティック時代(1990-7)
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「アルビオン・バンド」の記事における「アコースティック時代(1990-7)」の解説
1990年にはシンガーソングライターでインストゥルメンタル奏者のジュリー・マシューズが参加したが、ツアーは行ったものの、1993年に彼女が脱退するまでアルバムを制作することはなかった。このメンバーによるセッションのいくつかは1995年に "Captured" として表に出ることになった。トレヴァー・フォスターとフィル・ビアーが脱退し、一時的にアコースティック・ギタリストのキース・ヒンチリフが参加することで、電気楽器から離れる方向にシフトした。1993年、ハッチングスはこの流れに従うことを決意し、自分自身、ジュリー・マシューズの後任であるクリス・ワイル、オリジナル・メンバーのサイモン・ニコル、バイオリンのアシュリー・リードからなる小さな4ピース・ユニットへとバンドを変えることにした。これにより、彼らは小さなフォーククラブ、パブ、大学の会場で演奏できるようになり、バンドにまったく新しい方向性を与え、今ではベス・ニールセン・チャプマンやスティーヴ・ナイトレイのような現代のソングライターや、ワイルやハッチングスと言った内部の作曲の才能を利用できるようになった。この時期の最初のスタジオアルバム "Acousticity" (1993年)は、リードのエネルギッシュな演奏に助けられ、より生き生きとした現代的な雰囲気を持っていた。1995年にリードが脱退し、マシューズがボーカル、楽器演奏、ソングライティングの才能を加えるためにバンドに戻ってきた。その結果生まれたアルバム "Albion Heart" (1995年)はこの後期の最良の一枚とみなされ、ワイルとマシューズの長く生産的なパートナーシップの始まりとなった。このアルバムでは珍しく伝統的なフォーク楽器を使用しておらず、この時代の最後の録音となる "Demi Paradise" (1996年)に参加させるべく4人はすぐにヴァイオリニスト兼マンドリン奏者のクリス・レスリーを加え、その後レスリーはフェアポート・コンヴェンションに加わるために脱退し、ワイルとマシューズもソロと共同プロジェクトのために脱退した。 この時代のライブ・パフォーマンスは、"Acousticity on Tour" (2004)と "Albion Heart on Tour" (2004)としてリリースされている。
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