アオの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 20:57 UTC 版)
エウレカ 声 - 名塚佳織 前作『交響詩篇エウレカセブン』のヒロインであり、アオの母親。13年前に忽然と磐戸島沿岸の海上空に出現し落下、島に漂着しトシオに救われる。この時点で既に子供を体に宿しており、深井診療所でアオを産み育てる。得体のしれない出自故、閉鎖的で排他的な島人たちは彼女こそがスカブコーラルを呼びスカブバーストを発生させた元凶と思い、偏見の目を向け様々な嫌がらせを行う。自分が奇異の目を向けられることは我慢していたが、迫害の矛先が幼いアオに向くことを恐れ、髪を毛染め液で真っ黒に染めていた。 10年前のスカブバースト発生後にクォーツとともに別の時間へと飛び失踪。米軍に拉致されたらしいという朧げな情報以外、消息は全く不明のままでゲネラシオン・ブルでさえ所在は掴めていなかった。彼女の失踪後その遣り場のない怒り・哀しみはアオに矛先を変えて現在まで続いている。 物語の中で、度々幻となって姿を現しており、アオがスカブコーラルを滅ぼさなければならず、彼を救ってほしいとナルに告げているが、彼女からは拒絶され、エレナとマギーのいる連合軍のIFO格納庫に現れた時は、エレナから元の世界に返せと責められ、フレアからはアオをおかしくした元凶のように言われる。クォーツの影響で様々な時間に飛ばされており、短時間しかその時間に止まる事ができない状態で、アオの世界では10年経過しているが彼女の時間はまだ数日しかたっていない。 なお、第12話にてアオを産むより前の時代からやって来たエウレカはまだ少女姿で、成層圏に浮かぶスカブコーラルの中からニルヴァーシュtype ZERO spec2や月光号と共に現れている。年齢はフレアやエレナと同じくらいで、既にアオを妊娠してから6ヶ月経っていると思われていたが、最後にお腹の中の子は女児であると言い残している。夫となるレントンのことを「泣き虫」と評しながらも心から愛しており、アオにレントンの存在について聞かれた際には、顔を赤くしながら惚気ていた。後にエンドウに連れ去られかけた所をトゥルースに襲われる。自分達の暮らす世界に留めて置くことは、彼女が狙われるだけだと判断したアオによって、発生したスカブバーストに入り、迎えにあらわれた大破したMark1のような人型機械と共に元の世界へと帰っていった。その際に身ごもっていた子供は女児であることをアオとの別れ際に告げており、その子供はアオの姉にあたる。ただし、トラパー濃度の高い世界ではコーラリアンと人間の細胞が反発しあうためにスカブコーラルのある世界では生きられず、生まれて三ヶ月で死んだ珊瑚のようになり亡くなっている。そのために、エウレカの話からこちらの世界を知ったレントンの手によりニルヴァーシュ ネオと共に再びこちらの世界に送られ、アオを出産して育てることとなる。 レントン・サーストン 声 - 藤原啓治 前作『交響詩篇エウレカセブン』の主人公。30歳。アオの父親だが、アオからは母と自分を捨てたと勘違いされ嫌悪感を抱かれており、「話すら聞きたくない」と言われるまで拒絶されている。苦労が重なったのか、前髪の一部が白髪になっている。 アオの搭乗するニルヴァーシュは、レントンが開発したものであるらしく、エウレカによると彼女のニルヴァーシュや月光号をアオのいる時代に送り込んだのも、レントンであるとされていた。第22話で、別の宇宙の西暦1万2021年の世界から「ニルヴァーシュ specV3」と共に、エウレカの下へ旅立つ。第23話でアオ達の世界にやって来て、エウレカと再会。息子のアオにスカブコーラルやシークレットの真実を話す。そして自身は元凶であるスカブコーラルを排除するためクォーツ・ガンを持ち出すが、スカブと共生する人達を助けるために、それを阻止しようとするアオと対立する。最終的にアオの手でエウレカと2人で未来の世界へと無事返された。
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