ゆ 1級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 14:54 UTC 版)
ゆ I型の基礎となる形式。笠戸工場の所在地から下松型とも。最初に建造されたゆ 1はゆ I型のプロトタイプでもあった。全てのゆ 1級は日立笠戸工場にて建造され、密閉型のセイルを特色とした。 ゆ 1(一号艇) - 1943年2月起工、同年10月31日竣工。比島派遣隊配属。1945年1月2日、リンガエン湾にて事故により喪失。 ゆ 2(二号艇) - 比島派遣隊配属。1944年11月27日、オルモック湾にて米海軍駆逐艦プリングル、レンショー、ウォーラー、サーフレイの攻撃により撃沈。 ゆ 3(三号艇) - 比島派遣隊配属。1945年1月5日、リンガエン湾にて沈没。同月18日、米海軍救難サルベージ船グラスプにより浮揚される。同年5月、米海軍ドック型揚陸艦ラシュモアによってサンフランシスコへ運ばれ、戦時公債購買キャンペーンの一環で展示された後に解体。 ゆ 4(四号艇) - 終戦時現存 ゆ 5(五号艇) - 終戦時現存 ゆ 6(六号艇) - 1945年2月13日、第二潜航輸送隊(東京派遣隊、妻良港)に配属、終戦時現存。 ゆ 7(七号艇) - 1944年11月、第二潜航輸送隊(東京派遣隊、稲取港)に配属、終戦時現存。 ゆ 8 - 終戦時現存 ゆ 9 - 終戦時現存 ゆ 10 - 1945年5月15日、口之津派遣隊に配属、終戦時現存。 ゆ 11 - 1945年5月15日、口之津派遣隊に配属。同年6月、御厨派遣隊へ転属。終戦時現存。 ゆ 12 - 1945年5月15日、口之津派遣隊に配属、終戦時現存。 ゆ 13 - 1945年6月、御厨派遣隊に配属、終戦時現存。 ゆ 14 - 1945年5月15日、口之津派遣隊に配属。同年6月、御厨派遣隊へ転属。終戦時現存。 ゆ 15 - 終戦時現存 ゆ 16 - 終戦時現存 ゆ 17 - 終戦時現存 ゆ 18 - 終戦時現存 ゆ 19 - 終戦時現存 ゆ 20 - 終戦時現存 ゆ 21 - 終戦時現存 ゆ 22 - 終戦時現存 ゆ 23 - 終戦時現存 ゆ 24 - 終戦時現存 ゆ 25 - 終戦時未完成
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