ゆるキャラグランプリへの投票の不正への批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 00:44 UTC 版)
「ゆるキャラ」の記事における「ゆるキャラグランプリへの投票の不正への批判」の解説
キャラクターが濫造された結果、逆にインパクトが弱くなっているという批判がある。同じ自治体内でもイベントや部署単位で安易にゆるキャラが作られて多数のゆるキャラが乱立し、広報に統一感が失われキャラクターの知名度が低下するなどの問題も指摘された。ブームの過熱により各地でキャラクターが乱立したことで活動の先進性や個々の注目度が薄れ、やがて成果が上がらないとして事業を縮小する例が続出している。 ゆるキャラグランプリに参加するキャラクター数は、グランプリ開始以降増加を続け、2015年には最多となる1,727体が参加した。しかしその後は減少を続け、2018年には1,000体を割り込み、投票数もピーク時の3分の1に減少した。グランプリで上位に食い込もうと多額の税金投入を行い、「税金の無駄遣い」「本来の理念に反する」と住民からの批判がある自治体も少なくない。また2018年の第8回ゆるキャラグランプリで相次いで組織票・不正投票が発覚した際には批判が相次ぎ、市役所の職員が投票工作を行っていたことから公務に支障が出るという声が上がった。NHKテレビ『クローズアップ現代+』は、2018年11月15日に「ゆるキャラブームに異変!人気投票に”組織票”が…」と題し、ゆるキャラ®グランプリの問題点とその背景にある地方自治体の疲弊した現状について報道した。しかし、問題とされるのはフリーメールからの大量の不正投票であり、組織票は問題としていない。また、公式サイトには投票について「1人1日1回」と記載されている。
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