ゆめあこがれ【ユメアコガレ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8122号 |
登録年月日 | 2000年 6月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ゆめあこがれ よみ:ユメアコガレ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福井県 | |
品種登録者の住所 | 福井県福井市大手3丁目17番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 堀内久満、水野進、中川宣興、寺田和弘、冨田桂、山本明志、古田秀雄、正木伸武、青木研一、篠山治恵、池田郁美、見延敏幸、田野井真、石川武之甫、大久保敏之、山下栄治、田中吉郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「黄金晴」に「ササニシキ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福井県福井市)における成熟期は中生の早,稈長は中,穂発芽性が難の水稲,粳種である。草型は偏穂数型,稈長は中,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度はやや立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数はやや多,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は少である。玄米の形は中,大小はやや小,精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は上の下,光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は中生の早,障害型耐冷性は中,穂発芽性は難,耐倒伏性はやや強,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,Pi-i,穂いもち圃場抵抗性及び葉いもち圃場抵抗性はやや弱,白葉枯病ほ場抵抗性は中である。「コシヒカリ」と比較して,稈長が短いこと,耐倒伏性が強いこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,Pi-iであること等で,「日本晴」と比較して,精玄米千粒重が小さいこと,出穂期及び成熟期が早いこと,穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和55年に福井県農業試験場(福井市)において,「黄金晴」に「ササニシキ」を交配し,57年に雑種第2代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,61年より生産力検定試験及び特性検定試験,62年より系統適応性試験,平成2年より地域適応性試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「越南149号」,出願公表時の名称は「あこがれ」であった。 |
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