ゆでまさり【ユデマサリ】(食用作物)
![]() |
登録番号 | 第4834号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | らっかせい | |
登録品種の名称及びその読み | ゆでまさり よみ:ユデマサリ |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 1月 22日 | |
品種登録者の名称 | 千葉県 | |
品種登録者の住所 | 千葉県千葉市中央区市場町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木一男 中西建夫 高橋芳雄 松田隆志 鈴木茂 神代三男 石井良助 岩田義治 屋敷隆士 曽良久男 石田康幸 長澤上 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「タチマサリ」に「八系161 号」(後の「ナカテユタカ」)を交配して育成された固定品種であり,育成地(千葉県印旛郡八街町(現在の八街市))における成熟期は極早,倒伏抵抗精が強く多収のゆで落花生向きの品種である。 草型は立性Ⅰ,主茎長及び分枝長は短,小葉の形は長,大きさはやや大,葉色は濃緑,花色は黄である。莢の長さ,幅及び厚さは中,莢の網目及び粒間のくびれはやや浅,莢殻の厚さは中,1莢内粒数は少である。粒形は中形,種皮の色は淡橙褐,粒重は大の小,粒の品質はやや上である。開花期は早,成熟期は極早,着花習性は有,休眠性は強,耐倒伏抵抗性は強,収量性は多である。かたさは硬,甘味は多,うま味はうまい,粗脂肪含有率は中,茎腐病抵抗性は強,さび病抵抗性は弱である。 「タチマサリ」と比較して,分枝長が短いこと,小葉の形が長いこと,莢の網目が浅いこと,茎腐病抵抗性が強いこと等で,「ナカテユタカ」と比較して,草型が立性Ⅰであること,莢の粒間のくびれが浅いこと,莢殻の厚さが厚いこと,粒形が中形であること,開花期及び成熟期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,千葉県農業試験場(印旛郡八街町(現在の八街市))において,昭和51年に「タチマサリ」に「八系161 号」(後の「ナカテユタカ」)を交配し,初期世代は集団育成を,57年に雑種第6代で個体選抜を行い,以後,系統育種法による選抜,固定を図るとともに生産力検定試験及び品質関連形質等の調査を行い,63年から「関東68号」の系統名で地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了した。平成2年は雑種第14代である。 |
- ゆでまさりのページへのリンク