ゆう次郎【ユウジロウ】(きのこ類)
登録番号 | 第6859号 | |
登録年月日 | 1998年 10月 27日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | ゆう次郎 よみ:ユウジロウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 森産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 群馬県桐生市西久方町1丁目2番23号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 野上幸雄 赤石博 谷本茂樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「森290号」と出願者の保存菌株「2C54」を交配して育成されたものであり,中葉,中肉の春発生型自然栽培向き低中温性品種である。 菌さんの形は円形,縁部が巻き込む平形,肉の型は1型,大きさは中,色は褐色,菌さんの厚さは中,肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁,大きさは中,色は有である。菌しゅうの型は1型,色は白色,並び方は正常,幅は狭,密度は中である。菌柄の形は根元付近が膨れる2型,長さはかなり短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は2.5~4.9,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(自然栽培)は春,発生温度は低中温である。乾物率は10~14%,子実体1個当たりの平均乾重は3.5~3.9g,収量性は中である。 「森121号」と比較して,菌さんの側面の形が平形であること,菌さんが大きいこと,菌柄の形が2型であること等で,「菌興115号」と比較して,菌さんの側面の形が平形であること,菌さんの肉の形が1型であること,菌柄の形が2型であること等で区別性が認められる。なお,「森290号」,「森121号」,「菌興115号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に出願者の施設(大分県大野郡三重町)において,「森290号」と出願者の保存菌株「2C54」を交配し,その菌株の中から選抜,以後,栽培試験及び特性の調査を継続し,平成6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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