もくがとは? わかりやすく解説

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もく‐が〔‐グワ〕【木画】

読み方:もくが

色や木目の違う木材象牙・竹などの細片木地と同じ高さに象眼して図柄文様表したもので、主として中国漢代から唐代日本奈良時代つくられものをいう。もくえ。


木画

名称: 木画
ふりがな もくが
芸能工芸区分 工芸技術
種別 木竹
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択要件
備考
解説文:  木画【もくが】の技法は、奈良期の代表的な木工品加飾技術である。正倉院宝物紫檀木画双六局【したんもくがすごろくきょく】は、各種素材巧みに組合わせた木画の文様を、素地【そじ】全面あしらった繊細華麗な遺作である。奈良以降加飾の趣は簡素な美を求めて和様化し舶載用材入手が困難となって技法はしだい衰運傾き江戸期に入ると、僅かに琴や筝【そう】などの楽器装飾利用された。技法は、紫檀黒檀こくたん】、花櫚【かりん】、黄楊【つげ】、象牙、染角【そめつの】など、色や材質異な素材を、木口断面文様構成されるように棒状組合わせ、これを輪切りにして得た同一単位文様を、木工品素地に嵌【は】め込むものである文様には、主として市松いちまつ】、矢筈【やはず】風の緻密な幾何文と、花鳥を表わした絵画文の二様がある。いわゆる小田原湯本細工称する寄木細工よせぎざいく】は、木画の系統を引く一技法考えられる
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