ふるさと応援実況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:58 UTC 版)
「全国高校野球選手権大会中継」の記事における「ふるさと応援実況」の解説
一部のテレビ朝日系列局と独立局(群馬テレビや岐阜放送など)では、1995年から2018年まで、地元の代表校の試合(準決勝まで)の中継に合わせて「ふるさと応援実況」を随時実施していた。 中継の映像は朝日放送テレビ版とは異なり、応援実況用のカメラがバックネット裏の放送席付近と一塁側内野席にあり、その映像も織り交ぜて放送される(一部カメラ映像は朝日放送テレビ版と共用。「SUNSUNリポート」の部分は差し替え)。また、応援実況に登場するゲスト解説者と実況アナウンサーは、実施局から派遣されている。 番組開始時点で一つ前の試合が続いている場合は、その試合で展開されている応援実況をネットするか、朝日放送テレビの実況(アナウンサーによる飛び乗りの挨拶がある)もしくは試合が始まるまでスタジオに待機しているアナウンサーが予選や前回の戦いぶりを振り返る局もある。但し実況をネットした場合、CMゾーンは別カメラ映像に差し替えられ、その間は地方局向けに実況を続行するか、独自にCMを挿入する。 もっとも、BS朝日を通じて朝日放送テレビの中継を全国一斉に視聴できるようになったことなどから、2000年代の後半以降はふるさと応援実況を実施する系列局が段階的に減少。1995年から2007年まで応援実況を実施していた広島ホームテレビでは、朝日放送テレビからのネット受け再開(2008年)を経て、2009年から中継の放送自体を取り止めている。2008年まで応援実況を実施していた局も、2009年は全局で朝日放送からのネット受けに変更。福島放送・鹿児島放送では、2010年に応援実況を一度再開したものの、2011年以降は朝日放送テレビのネット受けに戻った。その後も、長崎文化放送では2011年、長野朝日放送・瀬戸内海放送では2012年、福島放送・鹿児島放送では2013年、琉球朝日放送では2014年以降それぞれ朝日放送テレビからのネット受けによる中継自体を取り止める。このため、2012年から愛媛朝日テレビだけがふるさと応援実況を続けていたが、2018年で終了した。 なお、テレビ朝日系列ながらクロスネット局の福井放送は、2014年の決勝戦中継まで朝日放送テレビの実況をそのまま放送。2015年以降は中継自体を見送っている。また、テレビ宮崎では中継を実施していない。
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