はる香【ハルカ】(草花類)
登録番号 | 第14848号 | |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | オンシジウム | |
登録品種の名称及びその読み | はる香 よみ:ハルカ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高木浩二郎 | |
品種登録者の住所 | 山梨県北巨摩郡大泉村西井出4640 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高木浩二郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、Ionopsis paniculataにOncidium「トゥインクル ファンシー・カナ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかし斑、ペタルが淡紫ピンクの地色に赤紫色の縞斑、リップは淡紫ピンクの地色に鮮紫ピンク色のぼかし斑が入る鉢物向きのかなり小輪花である。株の大きさは小、草姿は直立である。ぎ球茎の正面の形は楕円形、平面の形は長楕円形、溝(稜)の有無は無、高さは11~25㎜、長径は21~30㎜である。葉の正面の形は線形、横断面の形はⅣ型、向きは斜上、下垂性は無、長さは短、幅は狭、表面の色は緑、全葉数は6枚である。花序の型は複総状、分枝回数は2回、無限花序の性質の強さは無、花序の長さはやや短、幅はやや狭、花数はやや多、花茎の抽出方向は斜上、強さはかなり弱、花型は部分反転平、距の有無は無、花の横径及び縦径はかなり小である。ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形、先端の形は円形、ねじれの程度は無、長さはかなり短、幅はかなり狭、ラテラル・セパルの正面の形は長楕円状披針形、先端の形は鈍形、ねじれは有、長さはかなり短、幅はかなり狭、ペタルの正面の形は長方形、先端の形は鈍形、ねじれ及び周縁の波打ちは無である。リップの正面の形はⅧ型、先端の形は銀杏形、側裂片の大きさは大、長さはかなり短、幅はかなり狭である。花色はセパルは淡紫ピンク(JHS カラーチャート9501)の地色に鮮紫ピンク(同9504)のぼかし斑が入る、ペタルは淡紫ピンク(同9501)の地色に赤紫(同9508)の縞斑が入る、リップは淡紫ピンク(同9501)の地色に鮮紫ピンク(同9205)のぼかし斑が入る。花の香りは弱、開花期は冬である。Ionocidium「Misty Highland」と比較して、セパルの斑の型がぼかし斑であること、ペタルの斑の型が縞斑であること、リップの正面の形がⅧ型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に育成者の温室(山梨県北巨摩郡大泉村)において、Inps. paniculataにOnc.「トゥインクル ファンシー・カナ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「ひなざくら」であった。 |
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