はるもえぎ【ハルモエギ】(工芸作物)
登録番号 | 第13755号 | |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | はるもえぎ よみ:ハルモエギ | |
品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 長友博文、水田隆史、古野鶴吉、上野貞一、佐藤邦彦、吉留浩、平川今夫、間曽龍一、安部二生 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、育成地(宮崎県児湯郡川南町)におけるほう芽期及び摘採期は中の煎茶向きの品種である。樹姿は直、樹勢はやや強、株張りはやや小、葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いは中、芽数はやや多、摘芽長はやや長、摘芽の本葉の開葉数及び百芽重は中である。新葉の形はやや楕円、大きさ及び厚さは中、色は淡緑、光沢はやや多、葉質はやや軟である。成葉の形は楕円、先端長は短、大きさは中、色は淡緑、葉面のしわはやや少、葉縁の波は中である。枝条の分枝数及び節間長は中、着葉角度はやや鈍、ほう芽期及び摘採期は中、さし木の発根性は良、幼木の収量性はやや少、成木の収量性は中である。製品の外観の形状は中上、色沢、内質の香気及び水色は上、滋味は中上、全窒素及びアミノ酸は多である。炭そ病抵抗性は中、輪斑病抵抗性は強である。「やぶきた」と比較して、成葉の形が楕円であること、成葉の色が淡緑であること、炭そ病抵抗性及び輪斑病抵抗性が強いこと等で、「かなやみどり」と比較して、樹枝が直立すること、成葉の色が淡緑であること、全窒素及びアミノ酸が多いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和56年に宮崎県総合農業試験場茶業支場(児湯郡川南町)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、61~平成2年に栄養系比較試験、3年から特性検定試験及び栄養系適応性検定試験を行い、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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