はるよこい【ハルヨコイ】(観賞樹)
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登録番号 | 第15381号 |
登録年月日 | 2007年 3月 22日 | |
農林水産植物の種類 | すぎ | |
登録品種の名称及びその読み | はるよこい よみ:ハルヨコイ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斎藤真己、平英彰 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「タテヤマスギ」の変異個体の自然交雑実生から選抜して育成されたものであり、樹形が単幹状で雄花に花粉がない緑化木向きの品種である。樹形は単幹状、樹冠形(幼5~10年)は円錐体、幹の通直性は根元曲り、完満性は完満、真円性は正円である。樹皮の色は褐(JHS カラーチャート1608)、厚さは中、き裂紋様は桧肌(樋肌)である。枝の太さはかなり細、長さはやや短、枝角は小、枝付き密度は密、旋回性は小である。葉身の長さは長、標準枝葉の長さはかなり短、針葉着生密度は疎、夏葉の色は濃黄味緑(同4005)、冬葉の色は赤茶(同0715)、葉の刺感及び触感は中、曲りは直線、着生角度は大、葉針の先端の形は鋭尖、葉のねじれ及び石化は無である。球果の形は球形、大きさは中、色は褐である。雌花の色は赤褐である。雄花の花粉の多少は無である。さし木の発根性は易である。「カワイダニスギ」と比較して、針葉着生密度が疎であること、葉の刺感が強いこと、雄花に花粉がないこと等で、「ボカスギ」と比較して、葉の刺感が弱いこと、雄花に花粉がないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に富山県林業技術センター林業試験場(中新川郡立山町)において、「タテヤマスギ」の変異個体の自然交雑実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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