はるひので【ハルヒノデ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11238号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | はるひので よみ:ハルヒノデ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 3月 29日 | |
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柳沢朗、天野洋一、田引正、谷藤健、吉村康弘、中道浩司、土屋俊雄、前野眞司、荒木和哉、三上浩輝、佐々木宏、牧田道夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「北系春575(後の「春のあけぼの」)」に「北系春533」を交配して育成された固定品種であり、育成地(北海道常呂郡訓子府町)における成熟期は中、赤かび病抵抗性が中の製パン向きの品種である。株の開閉は閉、鞘葉の色は有である。稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、ワックスの多少は無~極少、葉色はやや濃、葉鞘のワックスの多少及び毛の有無・多少は無~極少、下垂度は小、フレッケンの有無・多少は無~極少である。穂型は紡錘状、穂長は中、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや短、ワックスの多少は無~極少、ふ毛の有無は無、葯の色は紫、芒の有無と多少は多、芒長は長、ふの色は黄である。粒の形は中、大小はかなり大、色は赤褐、頂毛部の大きさ及び粒の黒目の有無・多少は中、千粒重はかなり大、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は上の下、粗蛋白質含量は多、灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅠ、出穂期及び成熟期は中、耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難、脱粒性は中、収量性は多である。粒の硬軟はやや硬、粒質は硝子質、製粉歩留は中、ミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質含量は多、60%粉灰分含量はやや多、粉の明るさ、明度及び赤色みはやや高、黄色みは中、吸水率及びバロリメーターバリュウは高、生地の力の程度は大、伸長抵抗はやや強、伸長度は中、形状係数はやや大、最高粘度は中である。赤かび病抵抗性、うどんこ病抵抗性及び赤さび病抵抗性は中である。「ハルユタカ」と比較して、鞘葉の色が有ること、葯の色が紫であること、赤かび病抵抗性が強いこと等で、「春のあけぼの」と比較して、千粒重が大きいこと、吸水率が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に北海道立北見農業試験場(常呂郡訓子府町)において、「北系春575(後の「春のあけぼの」)」に「北系春533」を交配し、平成元年にその実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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