にせんえん‐さつ〔ニセンヱン‐〕【二千円札】
読み方:にせんえんさつ
⇒二千円券1
2000円札(にせんえんさつ)
九州・沖縄サミットの開催と西暦2000年(ミレニアム)を記念して発行される日本銀行券である。2000年7月19日の発行日には、およそ1億枚の2000円札が市中に出まわる。
新2000円札の発行は、小渕首相(当時)によって進められていたミレニアムプロジェクトの中で検討されていた。1999年10月5日、自自公連立政権発足後の初閣議で、首相が大蔵大臣に新札の発行を指示した。
新しい紙幣の絵柄は、表面には沖縄県那覇市にある首里城・守礼門、裏面には国宝「源氏物語絵巻」の一場面と紫式部が印刷されている。また、偽造されることを防止するための最新技術も取り入れられている。例えば、傾けてみると文字や数字が浮かび上がる「潜像」という技術も特色の一つである。
ちなみに、紙幣の額面に新しい種類が加わるのは、1958年の1万円札(聖徳太子)発行以来42年ぶりとなる。
2000円札は、2000年度内に10億枚の発行を想定していたが、日銀によると、市中での普及がおくれたことから予定より2.3億枚減らし、7.7億枚を発行するということである。2000円札の普及を助けるため、日銀本店および33支店で2000円札の両替が行われている。両替の実施期間は、2000年12月3日から2001年12月3日までの一年間である。
(2000.05.10更新)
2000円札
西暦2000年の沖縄サミット開催を記念して発行(平成12年7月19日)された。そのデザインは、表面に沖縄を代表する首里城の「守礼の門」が採用されている。2000円札が発行されて5年になる今年、日銀那覇支店が中心となり流通促進委員会を4月に設置。9月までの半年間、コンビニエンスストアのATMをすべて2000円札対応に変更したり、ホテルで2000円札を使うと割安になるサービスを実施するなど流通促進に努め、県内流通量は約2億3700万円と2004年同期に比べ86%増えたという。
一方、全国の発行残高は2004年8月末の約5億1300万枚をピークに一貫して減少、今年9月末では約4割減の3億400万枚となり、減少傾向が続いている。
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