つるぴかり【ツルピカリ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8634号 |
登録年月日 | 2001年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | つるぴかり よみ:ツルピカリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 群馬県 | |
品種登録者の住所 | 群馬県前橋市大手町一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 折茂佐重樹、髙橋利和、斉藤幸雄、成塚彰久、佐藤謙一、大澤実、小渕保夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東100号(後のバンドウワセ)」に「関東107号」を交配し、系統育種法により育成された固定品種であり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期はやや早、稈長はやや短、耐倒伏性はやや強、穂発芽性は難、アミロース含量がやや少である。叢生は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無、稈長はやや短、細太は中、剛柔はやや剛、稈及び葉鞘のワックスの多少はやや少、毛の有無・多少は無~極少、下垂度は中、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長、粒着の密度及び穂の抽出度は中、ワックスの多少は少、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は黄である。粒の形はやや円、大小はやや小、色は褐、千粒重はやや小、原麦粒の見かけの品質は中の上、播性の程度はⅡ、出穂期は早、成熟期はやや早、耐倒伏性はやや強、穂発芽性は難、脱粒性、収量性及び粒の硬軟は中である。粒質は中間質、製粉歩留はやや高、ミリングスコア及び60%粉粗蛋白質含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の白さは中、吸水率はやや高、最高粘度は大、しま萎縮病抵抗性はやや強、赤かび病抵抗性、うどんこ病抵抗性及び赤さび病抵抗性は中である。「農林61号」と比較して、稈長が短いこと、耐倒伏性が強いこと、アミロース含量が少ないこと、最高粘度が大きいこと等で、「バンドウワセ」と比較して、千粒重が小さいこと、アミロース含量が少ないこと、最高粘度が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和60年に群馬県農業総合試験場(前橋市)において「関東100号(後の「バンドウワセ」)」に「関東107号」を交配し、その実生の中から系統育種法により選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「群馬W2号」であった。 |
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