超新星
超新星(英:supernova)とは、星が寿命末期に爆発を起こし、明るさが急激に増大した状態である。スーパーノバとも呼ばれる。
明るさが急激に増大した星は新星と呼ばれるが、超新星の輝きの増大度合いは新星の100万倍、太陽の100億倍にもなる。最も明るいときには銀河全体の明るさに匹敵することもある。明るさのピークは爆発から20日前後で、その後数年かけて暗くなっていく。
超新星には単独星型(II型・ Ib型・ Ic型)と連星型(Ia型)の2種類がある。単独星型は爆発後、中心に中性子星やブラックホールが残るのに対し、連星型は粉々になって消えるのが特徴である。
超新星という概念は、アメリカで活動していたスイスの天文学者フリッツ・ツビッキーとドイツの天文学者ウォルター・バーデによって1930年代に作られた。
超新星の発生頻度は1銀河あたり50年に1個程度であるが、21世紀に入って自動観測や大望遠鏡を使った掃天観測などを行うようになってからは、年間500程度発見されている。そのうちのほとんどは銀河系以外の銀河の中のものであるため、肉眼では見られないことが多い。
銀河系内の地球に近い星が起こした超新星では、1054年のおうし座や1987年の大マゼラン雲のものが有名である。
ちょう‐しんせい〔テウ‐〕【超新星】
ちょうしんせいと同じ種類の言葉
- ちょうしんせいのページへのリンク