その他の冒険者
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「小説ウィザードリィII 風よ。龍に届いているか」の記事における「その他の冒険者」の解説
探索を始めて当初は多数のチームが「梯子山」に挑んでいたが、探索を進めるなかで多くの犠牲者を出しており、1年を経た本作の時点ではジヴラシアたち主人公チームを含めて4チームのみが「梯子山」探索を行っている。ただしどのチームの冒険者もジヴラシアたち主人公チームと同様に、「熟達者」もしくは「熟達者」に近い実力をもつ猛者ばかりである。この4チームは宝珠の探索を競い合っていたが、探索を安全かつ迅速に進めるために「梯子山」の迷宮の怪物や罠の情報は、互いに交換しあっていた。ジヴラシアたち主人公チームの他に、ハイランスのチームとサーベイのチームともう一組のチーム(本作中で詳細な描写はされていない)の、3チームがある。 ハイランス エルフ族の男性、中立の「熟達者」の侍。エルフには珍しく口ひげを蓄えているが、ジヴラシアが見たところ似合っていないらしい。ジヴラシアたちとは別のパーティを率いるリーダーで、一見するとひょうきんなお調子者だが、冒険者きっての戦術家で、極めて現実的かつシビアな判断を旨とする。また、魔法剣士である侍としての腕も相当なもので、後に「梯子山」の護衛ミフネとの出会いを経て、「居合」の極意も身につける。 勇敢な行動力を持つフレイとは、ハイランスのややもすれば慎重過ぎるきらいもあるところを補い合う、名コンビとなる。ガッシュたちが「梯子山」に向かった翌日、彼らの生死が不明になると、すばやい手回しで三部隊からなる救援隊を組織して「梯子山」に向かうも、やはり「妖獣」の奇襲を受けてしまう。更に、同時に落盤で迷宮と地上とをつなぐ出入口が塞がれてしまう。そして一人で迷宮を彷徨っていたところ、ミフネの思念が宿った達人の刀を拾ってしまい、ミフネに憑依されてしまう。しかし、ジウラシアの機転で憑依から解放され、ミフネの思念が成仏した後は託された達人の刀を使ってダバルプスとの最終戦まで戦い抜いた。 エピローグでは八ヶ月ぶりにジウラシアたちと再会し、近くフレイと二人で侍と忍者の発祥の地である東方の国に旅立つことを告げた。 ブライス ハイランスとパーティを組む、悪の「熟練者」の僧侶。冒険者の宿でエレインと同化した「妖獣」に殺される。 ベイン ドワーフ族の男性、悪の戦士。冒険者の宿でエレインと同化した「妖獣」に殺される。 アーカム 人間族の男性、悪の戦士。冒険者の宿でエレインと同化した「妖獣」に殺される。なお、アーカムが使用していた愛剣はジウラシアが拾い上げ、手裏剣を入手するまで使用していた。 サーベイ エルフ族の男性、善の僧侶。ハイランスが組織した救援隊の一人として、ハイランスとは別のパーティを指揮し「梯子山」に向かう。最期は黒竜の強酸のブレスを浴びて焼き殺された。 アルフ ノーム族の男性、中立の「熟練者」の盗賊。年齢は30代半ば。サーベイとパーティを組む。迷宮内で「妖獣」に同化される。その後、ジウラシアに倒された。 ドードゥ ドワーフ族の男性、中立の戦士。サーベイとパーティを組む。迷宮内で「妖獣」に同化される。その後、ガッシュに倒された。 バルザックス エルフ族の男性、善の侍。サーベイとパーティを組む。最期は大気の巨人(エアージャイアント)の拳撃で圧殺された。 ポーリン ホビット族の男性、善のビショップ。サーベイとパーティを組む。迷宮内で「妖獣」に同化される。その後、ガッシュに倒された。 シャイロン ノーム族の男性で魔法使い。サーベイとパーティを組む。迷宮内で「妖獣」に同化される。その後、ハイランスに倒された。
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