その他の内市街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:22 UTC 版)
クランツ広場から遠くない場所に1913年建造のローマ=アイルランド式浴場カイザー=フリードリヒ浴場がある。温泉源からここへお湯を引いている。また、ローマ時代の市壁跡であるレーマートーア(ローマ門)もある。 アドルフスアレーおよびその延長であるアドルフス通りは、南から古典主義様式のルイーゼン広場に至る。この広場には、1815年のワーテルローの戦いにおけるナッサウ人戦没者を記念したヴァルターロー=オベリスクがある。この公園の視線軸は、カトリックのネオゴシック教会である聖ボニファティウス教会の高さ 68 m の2つの塔の先端にある。この塔は1844年から1849年に建造された。ルイーゼン広場は、1984年に地下駐車場が建設され、昔の姿をモデルに修復がなされた。この広場はまた、ヘッセン州文化省の所在地でもある。 ルイーゼン広場の南辺にあたるライン通りを西に向かうと、1892年から1894年にヨハネス・オッツェンによって建設されたリング教会に至る。この教会の建設には、画期的な「ヴィースバーデナー・プログラム」が初めて適用され、そのプロトタイプとなった。ライン通り沿いには 60万巻の蔵書と歴史的な閲覧室を有するヘッセン州立図書館、ヘッセン州学問・芸術省およびナッサウ貯蓄銀行本社がある。 バーンホーフ通り(駅前通り)は、城館広場の新市庁舎やマルクト教会とヴィースバーデン中央駅とを結んでいる。10路線のホームと高さ 40 m の時計塔を有するこのターミナル駅は、1904年から1906年にネオバロック様式で建設された。駅の周辺には、やはり1900年頃に建設され、樹木が豊富で印象的なファサードが見られるリング通りがある。リング通りとモーリッツ通りとの角には、現在ヘッセン州経済・交通・土地開発省が入っているランデスハウスがある。グーテンベルク広場にはルター教会がある。この教会はユーゲントシュティール様式で建てられており、やはりヴィースバーデナー・プログラムの規定に則って建設されている。 ローマ門 ルイーゼン広場。上方は聖ボニファティウス教会 リング教会 ヘッセン州立図書館 ナッサウ貯蓄銀行本社 ランデスハウス
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