そともとは? わかりやすく解説

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そとも【面/外面】

読み方:そとも

《「背(そ)つ面(おも)」の音変化

後ろの方。また、そとがわ。そと。

「暇を告て、堂の—に出行きたり」〈竜渓・経国美談

山の日の当たる方から見て後ろになる側。北側。⇔影面(かげとも)。

我が大君きこしめす—の国の」〈万・一九九


そとも【蘇洞門】

読み方:そとも

福井県西部若狭(わかさ)湾に突出した内外海(うちとみ)半島先端にある景勝地。6キロメートルわたって海食洞大門・小門をはじめ唐船(からふね)島・獅子岩夫婦亀(めおとかめ)岩・碁石浜(ごいしがはま)などが続く。国指定名勝若狭湾国定公園属する。


そとも

  1. ①すりの手口。「そともさ」の略。〔す〕 ②外パア。「そとも」から転じ。〔す〕

分類 す/犯罪


そとも


外面

読み方:そとも

  1. これはチガヒと殆んど同一スリ方法で、後をつけて、わざと先方の足をふみつけ「なにをしやあがるんでい。この野郎!」と後を振向いた途端に前面相棒間一髪の隙を狙つてチヨロマかすやりかた殊に女などは雑作なくこの手にかかり易いから注意なさい。
  2. 掏摸方法にて、後方から被害者の足を踏み、又は女なれば尻などを突つつくと、自然そんなことをされた人は後をふりむくにきまつてゐる、そのすきに「だち」即ち仲間がゐて前方から懐中物等を盗むのである。「そとも」とは外面の意である。〔犯罪語〕
  3. 外側懐中ら抜き取ることで、チガヒと多少似て居る様であるが、正面ら行違ひに仕事するばかりでなく、後から被害者ドウロク)の足とか履物とかを踏むとき、相手振り向くトタン素早く抜きとつて「どうも済みません」などと知らぬ顔をする者のことである。即ち被害者注意力一時他に変換させて其の隙きに仕事をするのであるから、若い女などフイに尻を撫でられたり、前を突かれたりした場合には余程注意要する
  4. 掏摸方法にて、後方から被害者の足を踏み、又は女なれば尻などを突つつくと、自然そんなことをされた人は後をふりむくにきまつてゐる。そのすきに「だち」即ち仲間がゐて前方から懐中物等を盗むのである。「そとも」とは外面の意である。
  5. 二人共謀して一人後ろから悪戯をし被害者が後を振り返る隙に前の一人懐中物掏り取る方法のことをいふ。
  6. 掏摸方法にして、後方より被害者となる目的人物の足を踏むとか婦人場合には主に尻などを突つき目的人物が後を振り向く隙に他の仲間前方から懐中物窃取する掏摸を云ふ。
  7. 外懐。これは主として掏摸がつかう陰語だが、一種スリ方法である。後方から被害者の足を踏み、又は、女ならば尻などを突っつくと、自然そんなことをされた人は後ろをふりむくにきまっている。そのすきに「だち」つまり、仲間がいて、前方から懐中物を盗むのである。〔一般犯罪
  8. 二人がいしゃ注意を他に向け買手掏る方法。〔掏摸
  9. スリ方法であって二人一組になり、目的人物がいしゃ)の注意を他にむけてスル方法例え後方より被害者の足を踏むとか婦人場合には主に尻などを突きその人物が後を振りむく隙に他の仲間前方から懐中物スリ取るのである

分類 掏摸掏摸犯罪者犯罪犯罪語、犯罪掏摸

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