せんばこきとは? わかりやすく解説

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せんば‐こき【千把扱き】

読み方:せんばこき

稲・麦の脱穀農具。竹片や鉄片2030本、(くし)の歯状並べて台に固定し、これに穂を挟んでもみをしごき落とす。元禄年間(1688〜1704)以後大正年間足踏み脱穀機使われるまで全国農村普及し作業能率高めた。せんば。せんこき。後家倒(ごけだお)し。


千歯こき (せんばこき)

江戸時代中期以降広まった脱穀だっこく]器のひとつです。竹の歯を10本ぐらいくしの歯のように並べたもので、後には歯数も増し鉄製なりました。歯の部分稲穂をかけて引き、籾[もみ]をはずします

関連項目

千歯扱き

(せんばこき から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 16:29 UTC 版)

千歯扱き千把扱き(せんばこき、せんばごき、せんばこぎ、せんばすごき)[1]もしくは千歯千刃[2](せんば)は、日本の古式の脱穀農具[3]。木の台の上から鉄製の櫛状の歯が水平に突き出した形をしている。また竹製の歯の場合もある。稲扱きと麦扱きに分かれる。


  1. ^ 佐藤憲正『日本国語大辞典 第二版 第八巻』日本国語大辞典 第二版 編集委員会、2001年、153頁。 
  2. ^ 平田貞雄『雪国の農具と民具』無明舎出版、2000年、38頁。 
  3. ^ a b c d e 人物叢書『行基』井上薫、吉川弘文館 1959年 p.59-60 記述と『和泉志』「土産」部の引用
  4. ^ 『地方史研究必携』[要ページ番号](岩波全書)では文政5年(1822年)の米価は米1、銀53・1匁とある。


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