この映画で提示された観点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 01:46 UTC 版)
「地球温暖化詐欺 (映画)」の記事における「この映画で提示された観点」の解説
この映画の基本的な前提は、地球温暖化の人為的な原因についての現在の科学的なコンセンサスには多くの科学的な欠陥があるということと、市民や科学者のコミュニティがこのことについて知ったり議論したりすることを科学者の権威やメディアの既得権益が妨げているということである。映画によれば、公表された科学的なコンセンサスは『温暖化活動家産業』の産物であり、その活動は研究費を求める研究者によって後押しされているということになっている。映画が他に犯人として挙げるのは欧米の環境保護主義者であり、アフリカで安い化石燃料の代わりに高価な太陽光発電や風力発電を宣伝し、アフリカの国々の工業化の足を引っ張っているとされる。 映画の中で多くの学者、環境保護主義者、シンクタンクのコンサルタントや作家がインタビューを受け、映画の主張を支持した。その中には、グリーンピースの初期メンバーであったがここ21年は批判をしている Patrick Moore や、マサチューセッツ工科大学の気象学の教授の Richard Lindzen、バージニア大学の環境科学の教授の Patrick Michaels、1962年から1966年まで New Scientist 誌の編集者をしていた ナイジェル・コールダー、アラバマ大学の地球システム科学センターの教授であり所長の John Christy、パスツール研究所の Paul Reiter、イギリスの元財務大臣の Nigel Lawson、イギリスの気象予報士の Piers Corbyn がいた。映画に登場した科学者のうち、Christy、Lindzen、Michaelsを含む8人は、アメリカの新保守主義や右翼のシンクタンクと関係があり、それらのシンクタンクは石油メジャーであるエクソンモービルから数千万ドルを受け取っている。 マサチューセッツ工科大学の海洋学の教授の Carl Wunsch もインタビューを受けたが、彼は映画の結論とインタビューの使われ方に強く反対すると言った。
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