景気動向指数
けいきどうこう‐しすう〔ケイキドウカウ‐〕【景気動向指数】
景気動向指数(けいきどうこうしすう)
あらかじめ選ばれている経済指標の中で、3ヶ月前と比べて上昇したものの割合を表す指数である。景気動向指数が50%を上回るときが<景気の拡大期>で、反対に50%を下回るときが<景気の後退期>である。内閣府により毎月発表されている。
景気動向指数には、景気に連動して現状を示す一致指数のほか、先行指数と遅行指数を合わせて計3種類ある。一致指数は、大口電力使用量や有効求人倍率などの経済指標により構成されている。また、先行指数はマネーサプライ(M2+CD)などの景気の先行きを示す経済指標で判定し、遅行指数は法人税収入や完全失業率などの景気の動きに遅れて反映される経済指標で判定する。
内閣府は、景気動向指数の一致系列(一致指数)の動きを参考にしつつ、他の主要経済指標の動きや専門家の意見などを踏まえ、景気循環の転換点(景気基準日)を決定する。
例えば、バブル景気(平成景気)は1986年11月から1991年2月までが拡張期で、後退期はその後1993年10月までとされている。また、その次の景気循環の拡張期は、消費税率が5%に上がる直前の1997年3月までで、以降今日まで続いている。
(2000.05.11更新)
けいきどうこうしすうと同じ種類の言葉
- けいきどうこうしすうのページへのリンク